デレマス7thライブ大阪公演 感想【佐城雪美/中澤ミナさん中心】
はじめに
こんにちは。マルチくうねる(くうねるP)と申します。
ブロマガではお久しぶりです。
この半年、いろいろなことがあり、佐城雪美ちゃんを担当するプロデューサーの仲間もずいぶん増えたように思います。
2月15・16日、アイドルマスター シンデレラガールズ 7thライブツアー Special 3chord♪ 大阪公演 Glowing Rock! が開催されました。
ぼくは両日、現地で参加しました。
見どころは限りないほどありましたが、この記事では、今回ゲスト参加した佐城雪美ちゃんとその声優・中澤ミナ(なかみー)さんを軸にした感想を述べます。
注意点として、大阪公演は現時点で映像化(BD等)されておらず、そのため個人の記憶を頼りに書いているので、こちらの思い違いがある可能性があります。
もし事実と異なる記載があったら、コメントでご指摘いただくか、もしくは「こいつ幻覚見てるよ、ハハハ」と、生暖かい目で見過ごしていただければと思います。
中澤ミナさん参加曲と感想
今回、なかみーさんが参加した楽曲は、以下の通りです。- 夢をのぞいたら (day1/ 中澤ミナ、星希成奏)
- Sun! High! Gold! (day2/ 中澤ミナ、星希成奏、原紗友里、渕上舞)
- TRUE COLORS (day1,2/ 出演者全員)
- お願い!シンデレラ (day1,2/ 出演者全員)
イントロに続いて、なかみーさん、せえなちゃん(星希成奏さん:夢見りあむ役)が姿を現したときは、ついに、ついにこの時がやってきた、と万感の思いでしたね。
早口が必要であり簡単に歌える曲ではないと思いますが、メロディラインから感じる優しい肌触りは雪美ちゃんの個性にマッチしており、この曲でデビューしてくれてよかったと思いました。
雪美ちゃんの声の特徴は、囁くようなウィスパーボイスであり、か細い中にも芯の強さがあり、静かな中にも思いの深さがこもっている声だとぼくは思っています。
優しい中に大切な思いがこもったあどけなく繊細な歌声が、この曲には詰まっていると感じました。
ガールズ・イン・ザ・フロンティアの「バックパックに希望つめて 自分の足で歩けシンデレラ」と、夢をのぞいたらの「君も君も君も全部 絶対居なくちゃダメなのヨ」。
対照的にも感じる歌詞ですが、どちらもシンデレラガールズを正しく表していると思います。
声のあるアイドルとないアイドル、アニメやライブに出られるアイドルとそうでないアイドルなど、扱いに格差はありますが、190人全員がシンデレラガールズであり、それを大切にしてきたからこそ、京セラドームという大きな舞台に雪美ちゃんが立てたのではないかと。
Sun! High! Gold! は2日目。ライブ初披露の楽曲です。
元気いっぱいな曲で、「バクハツ寸前だよあふれる希望は」とか「さんさんたるさんざんなるざんざん降り越えて」とか、早口で歌う部分が多く、佐城雪美というキャラを保ちながらバランスよく歌いきるのは難しい楽曲だったように感じます。
それでも、正しい音程とリズムを保ちつつ、静かさ、優しさ、秘められた思いといった雪美ちゃんらしさを表現してしっかり歌っていたことに感動しました。
2番からは、本田未央、北条加蓮という先輩アイドルも登場。雪美、りあむの二人をしっかり支えてくれました。
客席から「Sun! High! Sun! High!」とコールするのが楽しかったです。
「君に見せたくて ぜったい見せたくて」
「遅れて咲いた花ほど元気をためている」
「だいぶかかったよ それでも咲いたんだよ ようやく満開のひまわりが」
「無茶な野望でも 語りあってさ 本気で笑っちゃおう!」
これは、8年かかってシンデレラガールになった本田未央さん、声がついた佐城雪美ちゃんだけでなく、時間をかけて夢をかなえたいろいろな人に通じる歌詞なのではないかと思います。
アンコールのTRUE COLORSとお願い!シンデレラに関しては、演者が30人以上いたこともあり、なかみーさんの姿や歌声を個別に確認することは難しかったです。
他の人の報告によると、day2のおねシンの途中で、なかみーさんとせえなちゃんが三宅麻理恵さん(マリエッティ)と三人で、EVERMOREのジャケットにある天を指さす振り付けをしていたそうです。自分には見つけられなかったのですが…。
上記のことについては、過去のデレラジでなかみーさん自身が語っていますので、分かる人には分かるかと思います。有料部分なので、詳しくは触れないでおきますが。
おねシン最後にみんなでジャンプするとき、他の演者の皆さんが元気よく飛び跳ねる中、なかみーさんは背伸びにとどめていたところは見ていました。雪美ちゃんらしく控えめで可愛かったです。
佐城雪美ちゃんと中澤ミナさんが、シンデレラガールズの仲間として受け入れられた(正確には、ライブ歌唱メンバーとしてのシンデレラガールズに迎え入れられた)のだなと感じられたのが、アンコールを聞いていていちばん嬉しかったことでした。
中澤ミナさんのMCと写真について
このライブでぼくが感動したのは、歌や演奏だけではなく、挨拶・MCに対してもでした。特に、day1の終演前になかみーさんが震える声で涙ながらに挨拶した後には、厄介かなと思いながらも「ありがとー!」と思いっきり叫んでいましたね。
胸がいっぱいで記憶が曖昧なのですが、なかみーさんの挨拶の要点は
というものだったと思います。
この挨拶は、とても自分の心に響くものでした。
ぼくはがモバマスを始めたのは2012年。当時から蘭子雪美担当Pでした。
ぼくがこのブロマガを始めたのが、2018年2月。そのときから、「佐城雪美ちゃんの声を聞くこと」は、ぼくの夢になりました。
そのために、自分なりに努力を続けてきました。その足跡は、このブロマガの過去ログに残っていますので、興味のある方はご覧ください。
あれから2年が経過して。ついに、佐城雪美ちゃんの歌声がステージに響く日を迎えることができました。
そしてこの日のMCを聞いて、ぼくははじめて気がつきました。
ぼくに、雪美ちゃんの声を聞くという夢があった一方で、なかみーさんには、アイドルマスターの声優として舞台に立つという夢があったのだと。
なかみーさんのこの言葉は、口先だけのものではないと思います。
それを示しているのが、このツイートです。
養成所時代のなかみーさんと一緒に映っているのは、劇場版アイドルマスター「輝きの向こう側へ!」の主人公・天海春香さんの立て看板(スタンディ、というのでしょうか)。こちら、出そうか迷ったのですが、出すなら今かと思って………
— 中澤ミナ (@MINA_Ikmdct) February 15, 2020
大昔の養成所時代の私です。
お前、良かったな…本当………( ͡° ͜ʖ ͡°) pic.twitter.com/XOzt2aXXaC
劇場版アイマスの公開は2014年1月であり、なかみーさんは当時からアイマスP(ファン)であったことを、この一枚は示しています。
佐城雪美ちゃんというアイドルを介して、ふたつの夢が出会った日。
夢をのぞいたら、そこには、もうひとつの夢があった。
そんな思いに浸りました。
(プロの仕事としての夢と、ファンの趣味としての夢とを一緒くたにするのは、傲慢かもしれませんが、まあ、それはそれとして)
シンデレラガールズには、二次元アイドルコンテンツとして特殊な部分があると思います。
プレイアブル(プロデュース可能)なアイドルのうち半分以下にしかCV(声優)がついていないというのは、ある意味では欠点だと思います。
ですが、だからこそ、ファン(プロデューサー)は担当アイドルの声を聞きたいと願い、そのために必死に応援する。一方で、声優候補生はアイドルマスターの一員になりたいと願い、そのために努力を重ねる。
そのような「夢」をみる余地が残されているという意味で、シンデレラガールズに声のないアイドルがまだ残っていることは、悪いことばかりではないのではないかと感じました。
話は変わりますが。
day1の「夢をのぞいたら」の後のMCでは、ルゥティンさん(塩見周子役)がWhite againの振り付けについて語り、その流れでなかみーさんたちゲストも含め、みんなで可愛い振り付けを実演していました。
ぴょんぴょんぴょん、ぎゅっ。
佐城雪美ちゃんに新たなキュート属性が付与された瞬間を見届けました。
day1の終演前挨拶では、なかみーさんの挨拶を受け、りっかさま(小早川紗枝役:立花理香さん)が、雪美ちゃんについて語ってくれました。
こちらもうろ覚えですが、
といったMCがあったように思います。
(注:シンデレラガールズの京都出身アイドルは相馬夏美さんを含め4人ですが、ユニット「京都親善大使」のメンバーは上記の3人です。相馬さんを含む京都ユニットは「紫陽京華」があります)
day2の終演前挨拶では、ステージ上手側の人が順に挨拶していく中、下手側にいたなかみーさんが頻繁にしゃがみこんだり後ろを向いたりしているのが気になりましたが…。そして立花さんも加わりまして、京都親善大使です………!
— 中澤ミナ (@MINA_Ikmdct) February 19, 2020
挨拶の時、話題に出して頂いてありがとうございます、、、:( ´ཀ` ):
私もこのユニットで…遅くなってもいいので…一緒に歌いたいです………!
お写真ありがとうございました………! pic.twitter.com/s4pBwEXikZ
とのことで、泣いたのでタオルを取りに行っていたようです。感受性豊かな方ですね。(ちなみに2日目の挨拶では涙腺にきた時「(喋ってないのに泣くのおかしくないか???)」と思いグッと堪えたところ全てが鼻に行き滝のような鼻水と格闘した結果タオルとフレンドになっていました)
— 中澤ミナ (@MINA_Ikmdct) February 18, 2020
足が痛いなどのトラブルではないようで、安心しました。
そして、day2終演後のなかみーさんのツイートがこちら。
(以前と同様、絵文字の関係でニコニコのブロマガではツイート埋め込みが働かないようなので、リンク先に飛んで写真をご覧ください)
同僚雪美Pに指摘されるまで気づきませんでしたが、こちらの写真はデレステのSSR[ひみつの小夜曲]特訓後のポーズですね。
雪美役としてのなかみーさんの最初のツイートに載った写真がSR[プチ・マドモアゼル]特訓前のポーズを模していた話は前にしましたが、
雪美Pの心を刺す写真のパワーがめちゃくちゃ強くないですか、このお方。
最後に。
ぼくは、中澤ミナさんが初出演するライブのアンコール前にEVERMOREが歌われたことが嬉しかったです。
「先へ先へ、夢の先へ」。
時間をかけて叶ったふたつの夢。でもそれが終わりじゃない、夢には先がある。そう感じました。
デレマスチャンネル、デレスポコミュ、モバマスSR[ちいさな手のひら]など、雪美ちゃんの活躍はこの半年ですでに大きく進んでいます。
この記事を書いている今まさに、佐城雪美ソロのデジモンカバー曲「I wish」がデレステに実装されました。
その道のりは、これからも続いていくことでしょう。京都親善大使などのユニット曲、佐城雪美オリジナルソロ曲、さらなるコミュイベント、そういった夢の続きを描いて。
ぼくはこれからも、雪美ちゃんと手をとりあい、プロデュースしていこうと思います。
なかみーさん。
佐城雪美ちゃんと自分をここに連れてきてくれて、声を聞かせてくれて、ありがとうございました。
その他、雑多な感想
佐城雪美ちゃんと中澤ミナさん以外に関する大阪ライブの感想は、ぼくがday2直後にツイートしたものをここに転載することで代わりとします。- 開幕ガールズインザフロンティア。力強い歩み。 ラスサビ前の「だから 拓け」を渋谷凛(ふーりん)ソロで歌ったのが最高に決まっていました。
- 美に入り彩を穿つ。昨日は周子さん応援で青リウムを振っていたのですが、その日の終演前あいさつで立花理香さんが雪美ちゃんへのメッセージを送ってくれたことに感謝して、今日はピンクを振りました。いつか、京都親善大使として輝ける日がくるといいですね。
- 牧野由依さん。クールに偏ったセットリストの中、彼女はソロの歌唱力と表現力で圧倒しました。エヴリデイドリームで「誰にも邪魔はさせないから」と歌ったところは、ヤンデレまゆの真骨頂である想いの強さ、情念の深さに震えました。
- 夢幻ノ救憐唱(ゆめのきりえ)。久々の蘭子ソロ新曲(公開は1年以上前だったと思いますが)。前日に双翼を聞いてはいましたが、かっこよさ全振りの蘭子さんを久しぶりに見た気がしました。神聖で、それでいて退廃的。聖と邪が同居する堕天使。魅了されました。
- 双翼の独奏歌。MCでも言われていましたが、位置的にかなり離れているのに、間奏で交互に語るところでぴったり息を合わせられるのはただものじゃないです。まさに二つの片翼が双翼になっていました。
- トライアドプリムス。かっこいい路線を行く今公演を象徴するユニットはやはりこの三人かと。向く方向は違ってもまとまる三角形、ダークイルミネイトとはまた違うかっこよさを、存分に味わいました。
それでは今回はこれにて。