マルチくうねる(くうねるP)のブログ

アイドルマスターの投票企画や佐城雪美ちゃんに関する記事が多めです。

佐城雪美との1年間を振り返る(新年ライブHNY感想・総選挙に向けて)

はじめに

こんにちは。
マルチくうねる(くうねるP)と申します。
ブロマガではお久しぶりです。

第10回シンデレラガール総選挙の開催が告知されました。
開催時期は例年通り、4月の予定です。
今年もまた、この季節がやってきましたね。
いろいろな要素をひっくるめて、総選挙はデレマスの華だと思います。
思いっきり楽しみましょう。

今回のブロマガでは、以下の内容を取り扱います。
  • HAPPY NEW YELL !!!(シンデレラガールズ 新年ライブ)の感想
  • 佐城雪美ちゃんの、この一年(2020年4月~2021年3月)を振り返る
  • 雪美役の声優・中澤ミナさん(なかみー氏)について
  • 第10回シンデレラガール総選挙に向けて

HAPPY NEW YELL !!! ライブ感想

2021年1月9日~10日、シンデレラガールズ 新年ライブTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!」が開催されました。
社会情勢を鑑みて無観客、リモートでの開催となりましたが、疑似ペンライトやチャットなど、配信ライブならではの仕掛けも豊富に施されており、充実した内容だったと思います。

新鮮なうちに感想記事を書く予定でしたが、色々あってこの時期になりました。ごめんなさい。
このライブは、佐城雪美役の声優・中澤ミナさんが、「正規メンバーとして」はじめて出演した大型ライブでもあります(ゲスト出演の7thライブ大阪公演、ライブを包含した総合企画としての24magicを除けば)。
今回も、雪美ちゃんとなかみー氏を中心とした感想になります。
例のごとく、いまの段階で映像が手元になく、記憶と当時のメモを頼りに書いています。事実誤認などがある可能性もあるので、その際はご容赦ください。

まず目にとまったのは、「衣装」でした。
新年ライブということもあり、全員が和風衣装で出演しましたが、なかみー氏は…。
(次に引用するツイート、ブロマガとの相性の都合で、絵文字部分を一部改変してます)
モバマスのカード「R+ [セレクトメイド] 佐城雪美+」の和風衣装を意識した髪型で出演。
カードイラスト通りの赤いリボンなど、細かい部分にも気合いが入った姿でした。

最初のテーマ曲「Wish you Happiness!!」と最初の挨拶を終え、初手にいきなり出番が。
「花簪」を歌うのは、小早川紗枝立花理香さん、塩見周子役ルゥ・ティンさん。ここまでなら過去にも実績がありますが、それに加わったのが、佐城雪美役中澤ミナさん。そう、「京都親善大使」の勢揃いです。
和風のライブにふさわしい幕開け。その一員に雪美ちゃんが加わったのが嬉しかったですね。雅、京の心が素晴らしかったです。
紗枝・周子の組み合わせなら「美に入り彩を穿つ」があるところ、雪美を入れたときに「花簪」という選曲は、自分の感覚にとても合います。はんなり優雅な雰囲気で、温和な雪美ちゃんも入りやすかったと思います。
2番の後の落ちサビというのでしょうか、「あの季節にもう」のところで、なかみー氏が単独で歌うパートがありました。ここが印象に残っています。小さく、繊細な歌い方だと感じました。ひとりで、小さく、優しく歌うのは、大きな声よりも難しいと思います。震えるようなささやきの歌声が、心に残りました。
佐城雪美と聞いて、「京都」と連想するプロデューサーが、どれだけいるでしょうか。雪美ちゃんの一つの側面として、和アイドル、京アイドルという側面が、これを機にもっと認知されていけばいいなと思いました。

続いての出番は、「夢をのぞいたら」。オリジナルに近いメンバーでの歌唱でした。
なかみー氏は、大阪出演時に比べ、ダンスが安定して調和していると感じました。声質的に、まゆ、りあむ等が前に出て、雪美ちゃんの控えめな声が全体の調和を支える感じだったと思います。ユニットの妙でした。

「太陽の絵の具箱」。ゆったりのんびり、あたたかいヒーリングミュージック。本公演の(雪美P的に)目玉演目です。
佐城雪美ちゃんと、なかみー氏が、持ち味を出してのびのび歌えるという点では、今のところこの曲がいちばんなのではないかと思いました。
デレステ3DMVでは、野外の森林を舞台に幻想的な光景を映し出すファンタジックなものになっていました。今回は配信ライブということで、ARをふんだんに利用(世界滅亡 or KissやOTAHEN アンセムのように)した幻想的な光景を演出することも可能だったと思いますが、あえて演出を抑えめにし、演者に観客の注目を集めさせた(あらかねの器のように)と感じました。
特に、なかみー氏を横から映し、間を開けて立って(座って)いるユニット仲間をいっしょに映すあのカメラワークは見事だと思いました。距離をとっていても、Sonoritiaの4人には、確かな絆、心の繋がりがある、と感じられる部分でしたね。
演者の歌と振り付け、静かなしぐさだけで、「そこにはデレステMVのような安らぎの世界がある」と感じさせてくれました。

「君のステージ衣装、本当は…」。本曲のフル尺は、このライブで初披露だったと思います。
デレマスの中でも異色なほど、切ない雰囲気の歌。
夢を追い続け、夢をつかみ、アイドルとして輝くとともに、遠い存在になってしまう「君」への、「僕」からのアンビバレントな感情を描いた曲だと思います。
1番ラスト「アンコールの中の君が霞んでく」の部分が雪美ソロ。カメラもなかみー氏をアップにしており、その歌声と表情がぐっと心に刺さりました。
この曲は、なかみー氏にとっても個人的にかなり思い入れがあるらしく、感情をこめて歌ってくれたと思います。
後日、(デレラジのライブ感想回のあとに、)こんなツイートもあげていらっしゃいます。

アンコールは全員で、「お願い!シンデレラ」。「私にできることだけを重ねて」の部分でなかみー氏がアップで映りました。「重ねた手と日々」という言葉(雪美のカード名)を連想しました。
デレマスでは、満面の笑顔をふりまくアイドルや声優が多い中、全体的に、なかみー氏の口の開き方が小さめ、しぐさが小さめ、ちょこんとしてつつましく可愛らしい感じを演出していると感じました。
そこが、雪美の特徴、個性の大事な一部分なのかなと思います。

雪美ちゃんに声が実装されてからの初期、「お願い!シンデレラ 佐城雪美ソロ」や「I wish…」では、音程が正確ないっぽう、強弱、揺れなどが抑えめだった印象を個人的に持っています。
モバマスのぷちデレラ・雪美で、「音程はこれでいい」と評された雪美を反映していたのだと思います。一方で(ここはぷちデレラ等では明示されてないようですが)、感情表現を歌に乗せるのが「雪美の」課題であるように思われました。(中澤ミナさんとしては、やろうと思えば最初からできたのかもしれませんが、あえてそうしないディレクションがあった可能性もあると思います。原田ひとみさんのアップルパイ・プリンセスがそうだったように)
それが今回のライブ、特に太陽の絵の具箱で、かなり進化しているように感じました。ふわふわ広がる安息の空気感を、4人の歌唱やハーモニーで表現しているようだと感じました。

とても楽しい、夢を現実にしていく新しい一年の幕開けにふさわしいライブでした。
ありがとうございました。

佐城雪美の2020年度を振り返る

佐城雪美ちゃんの、2020年度(2020年5月~2021年3月)の足跡を、あらためて振り返りたいと思います。
彼女の「主な」実績は…。
  • デレステ「太陽の絵の具箱」Sonoritiaの一員として歌唱、イベント出演
  • デレステ 限定SSR [キトゥンズガーデン] 佐城雪美 ガシャ実装
  • デレステ「君のステージ衣装、本当は…」歌唱、イベント出演
こんなところでしょうか。省いたものもありますが、大きなもので抜けがあったらご指摘ください。

これを見て、総合的に。佐城雪美ちゃんが、明るく可愛い方向に進んでいった一年、と総括できるのではないか、と思いました。

一昨年、Sun! High! Gold! のコミュで加蓮は過去の自分を「自分の殻に閉じこもってた」と言いました。雪美もそうだ、とは言っていませんが、自分はこの曲のように照らせないという雪美を「真面目だな」「気持ちは分かる」と言っており、雪美と過去の自分をなぞらえているように感じました。


このあと、雪美をうまく励ませない加蓮を雪美が逆に応援する、という流れになるのですが…。
では、その後はどうだったでしょうか。

太陽の絵の具箱、キトゥンズガーデン、ともに陰影を極力除外して、癒やし、可愛いに全振りした印象を持ちました。
太陽の絵の具箱2DリッチMVにおける、遊佐こずえさんの受け持った役割を佐城雪美ちゃんに振らなかった点、ハロウィンの限定SSRの衣装モチーフが、それまでの雪美ちゃんの象徴(パートナー)であった黒猫ではなく白猫ベースであった点、この2つが非常に大きいと感じています。
「君のステージ衣装、本当は…」のコミュでユキミ役で映画撮影に挑戦した雪美ちゃんは、他の人がそうであるように、悩みつつ課題を乗り越える描写がありますが、そこでも、「高校生のことが分からない」から「高校生らしいことを体験する」という前向きな解決が図られていると感じました。

こういった雪美ちゃんの最近の傾向は、ぼくが以前(第8回総選挙直後)から予測していたことでもあります。
ただ一方で、雪美ちゃんの魅力はそれだけではない、という思いもあります。

例えば…





君のステージ衣装、本当は…のコミュで台本の解釈に迷っていた雪美ちゃん。
彼女が「さよならは、かなしい」ことを知っていたのは、なぜでしょうか。
今回のお話や、国語の授業などで知った他のお話を通してでしょうか。
それとも…。

この話を扱うとき、いつも問題になるのが、雪美ちゃんと両親の関係。それについても、今年、新しい情報が加わりました。



「ペロと私の服……ママが着せてくれた……。あったかくて……幸せ……」([キトゥンズガーデン]佐城雪美)

ぼくは、安易に雪美ちゃんを「親に放置された可哀想な子」扱いするつもりはありませんし、上記のセリフにあるように実際、親から愛されていると思うのですが、そのうえで。
彼女が過去を見つめ、自分と向き合い、過去を踏まえた何かを身につけると、アイドルとしてさらに前進できるような気がしています。
次の一年は、雪美ちゃんに、可愛さにプラスアルファが付け加わったらいいな!と、個人的な期待を記して、この項目を締めたいと思います。

中澤ミナさんについて

上記は2020年末に中澤ミナさんが出した挨拶ツイート(デレマス以外も含め)です。
このように丁寧なメッセージを出してくれて、ファンとしてとても幸せです。
手書きというところにも、なかみー氏の思いが伝わってきますね。

このツイートを紹介することが、このパートの役割の大半だと思っています。
ここから先はオマケ、個人の感想です。

声優やタレントなら誰もがそうだと思いますが、なかみー氏にも、売り出し方とかイメージ戦略みたいなものはあると思います。こういう特徴をもった声優さんですよ、と印象づけるため、やること、やらないこと、みたいなものですね。
俳協の先輩である和氣あず未さん(デレマスでは片桐早苗役)は、中澤さんを「ああいう声優はあまりいない」と評したらしいですが、それは、「元気・ハキハキ・ハイテンションな姿勢で仕事(ラジオトーク等)をする声優が多い中、中澤さんは、ローテンション、おとなしいイメージを貫いている」という文脈だったように記憶しています。

なかみー氏がどんな人物なのか、彼女が黙っているとよく分からないかもしれませんが。
例えば遊園地が好きだったり、怖い夢を見て克明に報告したり、ツイッターで奇声をあげるオタクゲーマーだったり、感受性がとても豊かでライブで泣いたり、絵がうまかったり。
「らなミナのおみあい○○」などのラジオ番組で相方さん(森下来奈さん:デレマスでは鷹富士茄子役)が掘って(=話題を振って反応を引き出して)みると、いろいろ興味深い側面が出てくる声優さんなのではないかと思います。
らなミナに関しては、「Zoomであけましておめでとう」という有料オンラインイベントにも参加しましたが、100人程度の少人数で、観客の顔が(Zoomのカメラ機能を通して)映り、パーソナリティーとの双方向性の交流があり、臨場感と心地よい緊張感があって、このお二人ならではのまったり感も相まって、とても楽しいひとときを過ごせました。

なかみー氏の話に戻りますが、
このツイート、「凄い」と思いませんか?
なかみー氏、声優・演技者としてだけでなく、作者・ストーリーテラーとしての才能もあるのではないでしょうか?
絵も上手ですし、なかみー氏の創作漫画とか、読んでみたいな、なんて思いました。

中澤ミナさんには、まだファンに見せていない側面があるような気もします。
期間限定で「質問箱」を答えてファンからの質問に答える企画も行われました。なかみー氏のことをよりよく知ることができました。興味深かったです。

ファンとしては、応援する声優さんをよく知りたいという感情も、なくはありません。
どこをどこまで見せるか、そこはご本人の意思や声優事務所の方針に任せて、ひとりのファンとして追いかけていきたいと思っています。

第10回シンデレラガール総選挙に向けて

去年の4月、ぼくは第9回シンデレラガール総選挙に臨む記事を書きました。
そこで、佐城雪美ちゃんにCINDRELLA MASTERのソロ曲を歌ってもらいたいということが、総選挙で頑張る動機付けになるのではないか、ということを述べました。

あれから1年経って、だいぶ状況は変わったと思っています。

まず、アプリ内アニメシンデレラガールズ劇場 Extra Stage」(しんげきえくすて)で、多数のアイドルに対し、オリジナル・ソロ新曲が供給されました。3月19日時点で11曲(アイドル11人分)もあります。
そのクオリティーも、CINDERELLA MASTERシリーズの楽曲に決して引けを取らないと思います。喜多日菜子さんの「世界滅亡 or KISS」などは、妄想少女の彼女をまさに体現した名曲だったのではないかと感じました。
しんげきえくすての残り回数は少なくなってきており、去年すでに個人フィーチャー回を消化している佐城雪美ちゃんには、おそらく、しんげきえくすてでソロ新曲が与えられることはないだろうと予測しています。
ですがぼくは、それほど悲観してはいません。CINDERELLA MASTERとしんげきえくすて、それ以外(コミカライズ等)を含め、声ありアイドル91人中76人に、オリジナル・ソロ曲が1曲以上与えられました(CINDERELLA MASTER 14弾を含む人数)。
ここまでくれば、デレステで全アイドル190人にSSRが与えられたように、全ての声ありアイドルにオリジナル・ソロ曲が、遅かれ早かれ、行き渡ることが視野に入っていると、ぼくは予感しています。それが保証されているわけでは全くありませんが…。
特に、佐城雪美ちゃん、遊佐こずえさん、的場梨沙さんの年少組3人に関しては、コミカライズ「シンデレラガールズ U149」の単行本付属CDを通してソロ曲を歌うルート(佐々木千枝ちゃんの「あこがれステッチ」、龍崎薫ちゃんの「ひまわりマークをさがせ!」に類する)への期待が大きいです。

このような現状を踏まえ、ソロ曲を歌ってほしいから総選挙を頑張ろう、というのは、掛け声として説得力を持ちづらくなっていると、ぼくは認識しています。
それでもぼくは個人的に、CINDERELLA MASTERでの雪美ちゃんソロ歌唱と、それに伴う「目指せ!シンデレラNo.1」のトークパート、デレステストーリーコミュ(これはU149経由の千枝ちゃんにもありました)でのアイドル掘り下げといった部分も視野に入れ、総選挙での投票やアピールを頑張っていきたいと思っています。

いろいろ難しいことを書きましたが、単純に、

佐城雪美ちゃんが好きだ!だから投票する!魅力を伝える!

ということで、よいのではないでしょうか。

第10回総選挙と同時開催の、第2回ボイスアイドルオーディションにも、注目しています。
黒川千秋さん陣営の、こちらの記事は、興味深く読ませていただきました。

最後に。
佐城雪美ちゃんの第10回総選挙向けハッシュタグとして、ひとつ提案させていただきます。
10歳の雪美ちゃんを、第10回の総選挙で、最高に輝かせましょう!

それでは今回はこれにて。

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