マルチくうねる(くうねるP)のブログ

アイドルマスターの投票企画や佐城雪美ちゃんに関する記事が多めです。

ある佐城雪美PによるStage for Cinderella グループC活動振り返り

はじめに

こんにちは。
マルチくうねる(くうねるP)と申します。

デレステ新総選挙ことStage for Cinderella グループC、結果が発表されましたね。
佐城雪美ちゃんはグループCで14位にランクインし、プレイオフ進出を決めました。
おめでとうございます!

この記事では、投票開始前を含めた総選挙活動の振り返りと、感想を述べたいと思います。
例年、似たような記事は書いているのですが、今年の佐城雪美陣営はかなり様相が違いました。その経緯から述べていきたいと思います。

総選挙活動のはじまり

例年春に1ヶ月程度の期間をとって開催される、シンデレラガール総選挙。
それが衣替えし、Stage for Cinderellaとして、1年程度をかけて開催されることが告知されたのは、昨年2022年4月のことでした。
そのレギュレーションは、アイドルを4組に分け、予選では投票券1枚につき5人のアイドルに投票するというもの。運営側は「1年間を通したお祭りにしたい」「多くのアイドルを知ってほしい」と意図を述べていたように記憶していますが、その意味をこちらが真に理解するのには時間がかかりました。

www.youtube.com5人への投票。これが持つ意味は何でしょうか。投票する有権者一人一人の立場で考えてみましょう。
雪美担当Pであれば、雪美ちゃんへ、アイドル○○の担当Pであれば、○○さんへ投票するのは当たり前として、残り4枠を誰にするのかが問題となります。その人には、他にも担当アイドルがいて彼女に投票するかもしれませんし、担当ではないけれど気になっているアイドルに投票するかもしれませんし、担当アイドルとユニットを組んでいるなど、何らかの接点を持つアイドルに投票するという判断もあるでしょう。そんな中で、なんとか雪美ちゃんを選んでもらうためには、雪美ちゃんと他のアイドルの接点をアピールするコラボ企画やダイマなどの広報宣伝活動が、従来以上に重要になるということに気づきました。

とはいえ、佐城雪美ちゃんはすでに第8回総選挙でボイス実装という大目標を達成しており、それ以上の何かを追い求めて懸命になる雪美担当Pを見つけるのは大変だというのがぼくの実感でした。旧「さじょらじ」パーソナリティ陣を中心メンバーとしたこれまでの雪美総選挙運動を支えてきた人たちが多忙で、雪美discordサーバ「美しい雪」の利用者が減っている状況もありました。これまで何度も書いてきましたが、他の人の心に働きかける総選挙活動というものは、時間的にも精神的にも、とても負担がかかるものです。それをどれだけやれるのか、という点は課題でした。

それと前後する頃、ぼくはインターネット上で、ある人を発見します。ブログ上で佐城雪美総選挙活動を頑張ると宣言し、デレマス10周年ライブファイナルで名刺配りの企画を予定していた方。みぃこさんというお名前に心当たりはありませんでしたが、その決意は並々ならぬものを感じました。この方を孤立させてはいけない、ぼくの力は小さくても、何年かの総選挙活動の経験を生かして、力になりたい。そう思うようになり、ぼくはその方にコンタクトをとって自分の思いを伝えました。

第1回雪美スペース。4月13日にツイッター上で急遽開催されたその通話会は、かなり大人数のリスナーを集め、機材音声のトラブルを発生させつつも、なんとかぼくはみぃこさんに自分の思いを伝えることができました。「他のプロデューサー(デレステプレイヤー)と交流したほうがいい」など、そのときの助言は、おおむね良い方向に働いたと思っています。それ以降、ぼくはみぃこさんから「先生」と呼ばれるようになりました(柄ではありませんが…)。

話は変わりますが、2016年から2021年にかけて、シンデレラガールズというコンテンツは、自らの価値を高めるための施策として、シンデレラガール総選挙を大いに利用してきたとぼくは思っています。1位・シンデレラガールに輝いたアイドルにはアニバーサリーアイプロ、上位のアイドルに新曲とボイス新規付与という大きな見返りを与え、そのためにユーザーに課金と宣伝活動をあおって競争させてきました。そのことは、お祭り的な盛り上がりと、コンテンツへの新鮮な刺激を与え、一定以上の効果があったことは、総選挙を通じて新規にボイスを獲得した佐城雪美というアイドルを担当するぼくも認めます。しかしそれはユーザーの疲弊という対価もある諸刃の剣であるとぼくは認識していました。
Stage for Cinderellaというイベントを開催することで、運営は(ひとまず今年に限っては)、その「総選挙でユーザーの熱をあおる」路線を継続・拡大することを、明確に打ち出したと、ぼくは思っています。他ゲームやエンタメコンテンツが隆盛し、アイマスといえど決して安泰ではない状況の中、ユーザー側がこのSfCに対して冷めた態度をとってしまったら、それこそデレマス全体が沈滞・縮小する方向へ向かってしまうのではないか。運営側が「でっかいお祭り、やろうぜ!」というのであれば、佐城雪美担当Pとして、せめて今年はそれに乗って盛り上げる態度でいこう。そう思うようになりました。

コラボ企画やアピールの重要性増大、雪美discordサーバの停滞、新たな雪美総選挙活動の軸となるであろうみぃこさんとの出会い、SfCというお祭りの舞台を運営側が設定したこと。こういった要素を抱えて、ぼくは、過去の経験を生かしてみぃこさんの助けになる形で雪美総選挙活動に貢献しようと決意したのでした。もし一つの要素でも違っていたら、全く異なる方向に行っていたかもしれません。運命は面白いですね。

佐城雪美総選挙(SfC)サーバの立ち上げ

2022年6月にStage for Cinderella 組分け抽選会が生配信され、佐城雪美ちゃんは2023年1月に行われるグループCから出場することが決まりました。その後しばらく、ぼくは表だって総選挙活動を行わず、雪美discordサーバ「美しい雪」に持ち込まれるコラボ企画の窓口・調整係を買って出つつ、みぃこさんからの相談に乗ったり、提案したりといった活動を行っていました。
一方みぃこさんは、ツイッター上で「雪美スペース」を定期的(金曜夜)に開催し、他のプロデューサーとの交流を自主的・積極的に広げていきました。グループAに出場するアイドルの担当Pは、新方式ということで勝手がわからない中でやらなければならず大変なので、その人達を応援したいという気持ちがあったようです。

一方で、雪美discordサーバ「美しい雪」では、相変わらずぼくぐらいしか総選挙活動に積極的に携わる人が出てこない状況が続いていました。雪美Pとしての総選挙の拠点が定まらないところが課題となっていました。ぼくとしては美しい雪の使用継続を意図していましたが、みぃこさんとは意見が一致しませんでした。

グループBの頃、みぃこさんは、あんこーるもちさんという方に依頼し、雪美総選挙(SfC)用の新たなdiscordサーバを立ち上げてもらいました。ぼくもそこに参加します。フミヤさんという方も加わり、4人で、新たに総選挙活動をする体制が整ったのがこの時期でした。美しい雪は外部からの窓口としての機能を果たし、内部調整は総選挙サーバで行う形が確立しました。いま思えば、この立ち上げ時期がこれより遅れていたら、企画交渉などの総選挙活動に大きな支障をきたすおそれがありました。ここを境に雪美総選挙活動のエンジンに本格的に火が入ったように思います。

雪美総選挙関連企画(グループC)の調整活動

グループB終了頃から、我々は雪美総選挙サーバを拠点として、他アイドル陣営との企画交渉を開始。日程調整、企画内容調整、ハッシュタグ発案・相談、フライヤー(告知画像)作成などの調整を同時並行的に行っていきました。
その結果、以下のような日程が組まれました。

自分で言うのも何ですが、これ…凄くないですか?
3週間21日全日、一日も欠かさずに企画が入っています。過去の総選挙ではここまで企画が詰まったことはありませんでした。
雪美陣営の発案でできた企画もありますが、そうでない企画のほうが多く、多くの陣営が「他のアイドルとの連携企画」の重要性に気づき、積極的に企画を持ちかけあったことが、このような状態につながったと思っています。これら企画の調整、告知、参加をすることが、ぼくにとってはStage for Cinderellaにおける雪美応援活動の中核でした。

それ以外だと、みぃこさんが継続して行ってきた雪美スペースの1月27日の回に、ぺたんさんという雪美ちゃんの見識がある(とぼくが思っている)方を招くセッティングに貢献できたことが、ぼくが自己評価できる実績かなと思っています。

ところであなたは、1年かけて行われるSfCのスケジュールを見て、どう思われたでしょうか。
グループAの投票は7月、Bは10月、Cは翌年1月。「予選各グループの間隔が長い」と思った方も、多いかもしれません。
ですが陣営に入って総選挙活動をしていると、このインターバル期間は決して長いとは感じず、企画などの活動をしていると、あっという間に過ぎていった感覚です。

総選挙期間中について

私事になりますが、1月中旬にぼくは病気になり、入院することになってしまいました。このことはぼくとしても無念でしたが、みぃこさん、あんこーるもちさん、フミヤさんたちメンバーの負担を増やしてご迷惑をおかけしたことも申し訳なく思います。
佐城雪美ちゃん自身、プロデューサーに健康でいてほしいという願望を強く訴えるアイドルであり、ぼくが健康を損ねたことで、雪美ちゃんに苦しい思いをさせてしまったという点でも、とても申し訳ない思いでした。

ですが、雪美総選挙サーバのお三方や周囲の雪美Pのフォローを得られ、ぼく自身も入院中に病室からスマホでネット接続できたこともあり、なんとか無事に雪美陣営としてはグループCの総選挙活動を完遂できたと思っています。
毎日行われた企画にも、ぼく個人として参加しましたし、盛況のものがたくさんありました。少人数で閉じず、雪美P内と、他アイドル担当Pとである程度の人数を巻き込み、Stage for Cinderella というお祭りを盛り上げるという当初の目標は、ある程度達成できたように思いました。

それ以外では、事前に作っておいた佐城雪美ダイマ資料を、ダイマ募集をしている人(5人に投票するという性質から、従来以上に多かった印象です)に紹介する活動を地道に行いました。

こちらも一定の成果を挙げられたと思っています。ぼく以外の人もそれぞれダイマを作って発信していました。

雪美総選挙サーバが非公開の状態で活動していたことから、外部から活動の実態が見えづらいことは課題として残りましたが、それは今回の特殊事情によるところが大きいとぼくは思っています。

ぼくの拠点が雪美総選挙サーバだったため、そこを中心とした記述となりましたが、もちろんそれ以外の場所、それ以外の形で雪美ちゃんの総選挙に貢献した方は大勢いらっしゃいます。それらについては、それぞれの方に語っていただきたいと思います。

おわりに

佐城雪美PとしてのStage for Cinderellaは、成績面でもお祭りを盛り上げるという面でも、ひとまず成功を収めることができたと思います。グループ5位以内による新曲歌唱こそなりませんでしたが、多くの競合アイドルと切磋琢磨し、目に見える位置に名前を残すことができたのは、努力が報われた思いです。
ただ、これを来年以降もう一度やれと言われたら精神的につらいのも実感しました。デレマス運営には今後の総選挙のあり方を継続的に考えていただきたい(いつまでも無条件でユーザがついてくる、自主的に盛り上げてくれるとは思わないでほしい)という思いです。

みぃこさんはグループCの終了を機に総選挙活動を一区切りし、以後はそれほど全力では関わらない意向であると聞いています。ぼくとしては、今回の総選挙が、みぃこさんと雪美Pの皆さんにとって良い思い出になり、今後も雪美ちゃんを好きでいてくれればと願っております。

佐城雪美ちゃんのグループ14位という結果にどれだけぼく(たち)が貢献できたかは分かりません。一人一人の力は小さいものかもしれません。
それでも、自分なりに全力でがんばったことは、佐城雪美担当Pとして胸を張れる充実した活動だったように思います。

グループD、プレイオフ以降については、また機会を改めて述べたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。