マルチくうねる(くうねるP)のブログ

アイドルマスターの投票企画や佐城雪美ちゃんに関する記事が多めです。

ある雪美Pの第9回シンデレラガール総選挙・振り返り記事

はじめに

こんにちは。
マルチくうねる(くうねるP)と申します。
第9回シンデレラガール総選挙、お疲れさまでした。結果が発表されましたね。
佐城雪美ちゃんは惜しくもランクインを逃しましたが、声ありアイドルとして臨んだ初の総選挙において、プロデューサーから送られた声援はきっと彼女に届いていると思います。

この記事では、総選挙の個人的な振り返りを行います。同時開催のボイスアイドルオーディション(以下VA)にも触れます。
第7回、第8回総選挙のときも似た記事を作りましたが、そのときよりは簡単なものになるはずです。
佐城雪美Pとしての話と、中立的な観点からの話に分けることにします。

佐城雪美Pとしての振り返り

第8回総選挙のとき、自分は雪美Pとして、さまざまな選挙活動を行いました。
そのときは、雪美ちゃんに声がつくかどうかが懸かっており、自分としても必死でした。
第9回総選挙に取り組む動機を、開始直前、自分なりに記事に起こしましたが、第8回と比べれば今回は、総選挙が雪美ちゃんの未来を左右する、その大きさが、以前ほどではなかったのは、自分でも認めます。
そのぶん気楽に、楽しく総選挙に臨めましたが、いっぽうで活動する難しさも感じました。

企画立ち上げ・参加

自分は雪美ディスコードサーバー「美しい雪」の総選挙チャンネルで雪美陣営に入り、企画の立ち上げに関わったり、参加したりしました。
アイディア出しは主に他の方が行い、資料作成、告知・広報を自分が担当することが多かったです。
  • 雪美だいふくタイム (佐城雪美・毎日投票企画)
  • 一斉U149 (4/24、4/30、U149一斉企画)
  • 妖精たちのパーティータイム (5/5、フェアリーフィースト合同企画)
  • メイドの日は黒雪姉妹の日 (5/10、黒雪姉妹一斉応援)
  • 小さなレディのお姫様タイム (5/11、ドーリー・リトルレディ合同企画)
  • アトランティア王国憲兵団一斉投票 (5/12)
  • 雪美だいふくタイム 最終日はいちご味!? (5/15、最終日投票)
それぞれの詳細は、過去の記事()をご覧ください。
自分が立ち上げに関与した企画も、一参加者として楽しんだ企画もあります。

「雪美だいふくタイム」に関しては、企画告知の際も書きましたが、中間発表がないことから、投票先に迷う人が多く出るのではないかと思い、その方々の判断材料として、雪美ちゃんを応援する人たちの盛り上がりの度合いが重要となる、とディスコードサーバーのメンバーが考えたことから、立てられた企画でした。有志によるツイッター集計で勢いを見せたい、という要素もありました。
毎日投票ツイートしてくれる方のモチベーションを保つために、自分もできるだけ毎日参加し、参加者に「いいね」をつけて回ったりしていました。

「最終日はいちご味!?」は、投票忘れを防ぐ意図ですね。今回はモバマスデレステとも、イベントの途中で投票券配布が打ち切られ、翌日が投票最終日となるため、注意喚起を兼ねて、こういった告知をしておくと良いだろうと思いました。
それ以外は、他のアイドルと繋がってアピールしたり投票したりする企画でした。

「雪美陣営」という言い方をしましたが、ディスコード雪美サーバーで企画立ち上げに関与する人数は、正直少なかったです。すでに雪美ちゃんはボイスを得るという目標を達成しており、今年はガチでやらなくても、という人が多かったのは否めません。そこが上で述べた、今年、雪美Pとして活動して感じた難しさでしたね。
自分は、資料作りと告知メインで働き、アイディア出しや黒雪姉妹の生放送MCなどは他の方にお任せしました。雪美陣営の中で穴となっていた役割を、自分が適度に埋められたのかなと思っています。

有志によるツイート集計を見ると、黒川千秋さん、フェアリーフィースト、ドーリー・リトルレディ、U149メンバーなどに投票した人からは一定数が佐城雪美ちゃんにも投票していることが認められ、効果はあったように思います。票数は少なくても、雪美ちゃんに投票するプロデューサーが増えるということは大切なことだと思っています。
上記の企画自体は、他の多くのアイドルに対して行われたものと類似した、平凡なものだったと思います。集票効果は量的に大きくはなかったと思いますし、ややマンネリを感じている人もいるようでした。
ただ、複数のアイドルで連携する企画の主目的は、集票よりも交流だったと思います。雪美P以外に雪美ちゃんを知ってもらう、こちらも他のアイドルを知る。そういう活動を地道にやることが、雪美ちゃんの地力アップにも、プロデューサーのモチベーションアップにもつながるのではないかと。
実際、自分は楽しかったです。総選挙中は乗ってくれる相手が多いでしょうが、総選挙中に限らず、こういうことをやりたいですね。自分は「やりたい」と言っているだけで、他アイドル担当Pと交渉し実現するコネはないので、外から人を連れてきてくれるディスコード雪美サーバーや「さじょらじ」メンバーには、とても感謝しています。

他の方から提案があった、佐城雪美用総選挙ハッシュタグ #雪美と一緒に次の扉へ は、企画などでかなり幅広く活用されたようです。提案・使用いただき、ありがとうございました。

ダイマ・アニメなど

企画以外で雪美Pとしての自分が行ったのは、以下のようなことです。
ブロマガ記事については、自分の中での去年までの蓄積を生かして、初心者ガイドや企画告知など、さほど問題なくできたと思います。
今回の総選挙ではデレステのデイリーミッションで獲得できる投票券が増えたのに伴い、デレステでの投票券の稼ぎ方にも触れるようにしました。

ダイマについて。
去年一年間、ボイスが実装されたことをはじめとして、佐城雪美ちゃんに関する公式の供給はとても多かったですが、それを自分の中で消化しきれておらず、一年間で雪美ちゃんが新たに獲得した魅力を自分はうまく言語化できませんでした。
そんな中で見つけた以下の動画に、自分は感銘を受けました。

新たに加わった雪美ちゃんの最大の魅力である「声」。たとえば三点リーダー「……。」にしても、すべてが同じではなく、一つ一つに異なる息遣いと感情が込められていること。そして、「わたしの心、誰にも見せない」と言っていた雪美ちゃんが、京都親善大使やフェアリーフィーストなど、アイドル仲間と一緒に成長したこと。そういったことが3分の短い動画に凝縮されていて、ダイマ資料として最適だと感じました。
動画投稿者の佳村佳織さんの許可を取り、総選挙期間中はこの動画を使ってダイマしました。


同じ方が後に投稿したこの動画も、とても素敵だと思います。
モバマスデレステで配信されているアニメ・シンデレラガールズ劇場 Extra Stage(しんげきえくすて)。5月12日に発表された第6話「どれが……好き?」は佐城雪美回であり、その魅力が存分に発揮されていました。小学生アイドルである雪美ちゃんには、無限の可能性があるのだと思いましたね。
アニメ本編と、それを編集した上の動画を、ぜひ楽しんでいただきたいです。

アニメ以外にも、デレステSNS・デレぽの2周年を記念して行われたフォトコンテストで、こずえちゃん・雪美ちゃんが優勝し、翌日デレぽジャックを楽しんだことなど、総選挙中の雪美ちゃんの供給はとても充実していたと思います。そのことも、去年の総選挙で好成績をおさめたことへのご褒美なのかなと感じました。

雪美Pとしての総選挙の感想

ボイス実装という悲願を成し遂げた雪美ちゃんは、何をめざし、何をアピールして、今年の総選挙を戦うのか。その動機を示すのは難しいことでした。
CINDERELLA MASTERうんぬんという記事は、それへの自分なりの回答ですが、それはあくまで「雪美Pが」頑張るための動機づけです。
今回、雪美ちゃんが躍進すると、何が良いのかを、「他アイドル担当Pに」示すことはできなかったと言っている雪美Pがいましたが、それは自分も同感でした。

各種記事、ダイマも含め、自分でアイディアを出す回数が少なく、人のふんどしで相撲をとることが多かったことを自省します。声がついてからの雪美ちゃんの魅力を自分の言葉で語るのは、ぼくの新たな課題だと思いました。

ぼくが告知した各種企画に対して、去年ほどの人数ではないにしても、雪美Pをはじめ、多くの方に参加していただいたことには、とても感謝しています。自分も楽しく参加しました。

今回の総選挙を語るには、VAが同時開催されたことは大きなポイントだと思います。複数のアイドル陣営同士で集団的に連携し、総選挙は声のあるアイドルへ、VAは声のないアイドルへ相互に投票する動きをしたところもあったようですし、うまく機能すればそれは有効だと感じました。
それに対し、雪美P陣営は、声をつけたいアイドルが内部でばらばらで、特定の声なしアイドルと明確で固定的な共闘関係を打ち出さなかったと思います。企画もフェアリーフィースト、黒雪姉妹、U149、アトランティア王国憲兵団と幅広く行い、多くの方向を向いた、ゆるやかな関係で進んでいった、とぼくは感じました。
ただそれは、必ずしも悪くないとも思います。無理に集団での共闘を打ち出そうとすると、同担P間での意思統一も難しいですし、負担と利益のバランスがとれないと、共闘がうまく機能しない可能性もあります。雪美陣営には、ゆるやかに活動するこのやり方が合っていたのではないでしょうか。

総選挙開幕前にも書きましたが、総選挙の順位がどうあろうと、ボイスが実装されたことを通して、雪美Pの勢力は増えているという実感はあります。これからも雪美P同士の交流は続けていきたいですね。

全体的な所感

ここから先は、雪美Pとしてではなく、中立的な観点から総選挙を振り返ります。

第9回シンデレラガール総選挙には、新しい要素が多く導入されました。
中間発表なし、VA併催、獲得票の増大。これらにより、前例の通用しない、先の見えない総選挙になったのかなと思います。

ぼくが注目した部分は、「8位 新田美波」です。彼女は去年より大きく順位を上げました。
その原因は、何でしょうか。Secret Daybreakなど去年の活躍もありますが、やはり総選挙期間中にデレステフェス限SSR化されたのが最も大きな要因だったと思います。総選挙応援セットを買った美波Pや、ガシャを回して美波さんを引いた人からの投票が集まったのかなと。
要するに、ガシャブーストです。その傾向は一昨年の神崎蘭子さん、去年の小日向美穂さんにも感じましたが、今年は課金票の増大によりその威力が増しました。

VA併催により、アイドルに声をつけたいという応援票の多くはVAへ流れ、総選挙の上位は声ありアイドルが占めることになりました。そして、前回のシンデレラガール(1位)を除く声あり上位アイドルが、今回も上位を占めています。次回があるなら、おそらくその傾向は続くでしょう。つまり、総選挙上位メンバーが半ば固定化される方向に動いているわけです。それもいいですが、そればかりでは結果が事前に読めすぎてしまってつまらないかもしれません。そこで年度ごとの変動要素として、ガシャブーストを入れる、という意図を感じました。

第4回総選挙までは、モバマスの月末ガチャの人選が総選挙の決め手という感がありました。第5回~第8回総選挙については、無課金票の割合が大きく、ガシャブーストは相対的に弱かったと思います。今回、モバマスよりアクティブユーザーがずっと多いデレステで彼女がフェス限SSRとなり、ガシャ10連あたり300票を与えられました。その彼女が、シンデレラガール(1位)を取るほどではないけれど、トップ10入りする程度に躍進しました。運営側が計算した通りの、いい力加減の「ピックアップ」だったのではないかと思います。
来年以降も、総選挙期間中のデレステフェス限SSRの人選は注目事項だと思います。

もう一つ。
自分はVAで主に黒川千秋さんへ投票しましたが、彼女の陣営は96川1000秋プロジェクトという、彼女への投票の一部を可視化するプロジェクトを行っていました。これは注目に値する動きだったと思います。自分もこのプロジェクトに参加しました。
このデータを活用すれば、今回は発表されなかった黒川千秋さんの順位や得票数、課金票無課金票の比率などを推測し、現状をより分析しやすくなるかもしれません。
この企画について詳しいことは、千秋Pの方に語っていただければと思っています。

おわりに

告知前の段階では、今回の自分は雪美ちゃんに全力投球するつもりはなく、気楽に楽しもうと思っていました。ですが実際には、雪美陣営の一員として、全力投球とは言わないまでも、それなりに活動した形になりました。
雪美Pとしては、昨年のようなプレッシャーはなく、楽しめた総選挙だったように思います。中間発表なし、VA併催、課金票の増大により、先の読めない長丁場を粘り強く戦い抜く精神力が試される総選挙というイメージでしたが、周囲の皆さんに支えられて楽しむことができました。去年に比べると、短く感じる総選挙でした。

さまざまな環境の変化はありますが、おそらく、第10回シンデレラガール総選挙が開催される時もくるのではないか、と思っています。
その時も今回のように、佐城雪美ちゃんをはじめとするアイドルたちを愛するお祭りを、楽しんでいきたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。