マルチくうねる(くうねるP)のブログ

アイドルマスターの投票企画や佐城雪美ちゃんに関する記事が多めです。

ある佐城雪美Pの第8回シンデレラガール総選挙・回顧録

はじめに

こんにちは。
マルチくうねる(くうねるP)と申します。
第8回シンデレラガール総選挙、お疲れ様でした。結果が発表されましたね。

佐城雪美ちゃんは、1,392,792票を獲得して第5位になりました。
これにより、ボイス実装、CDデビュー、総選挙楽曲2曲歌唱、デレステイベント出演(専用衣装つき)、その他さまざまな権利が得られ、今後、活躍の場が大きく広がることでしょう。
おめでとうございます!



この記事では、今回の総選挙の振り返りを行います。
去年も、ある雪美Pの第7回シンデレラガール総選挙・個人的反省会という記事を書きましたが、それと似た感じになると思います。
去年の記事は、ぼくの個人的な選挙活動の振り返りと、それへの感想が主な内容でしたが、今回はそれに加え、雪美Pの集団的な動向といった話にも触れる内容になります。ただし、集団とはいってもそれは、ぼくの目から見える範囲のことであり、雪美P全体、デレマスP全体から見れば、ごく一部であるはずですので、その点ご了承ください。

本記事の章立ては次の通りです。
  • はじめに
  • 総選挙開幕前に感じていたこと
  • 個人的な第8回総選挙の流れ
  • 企画について
  • ダイマについて
  • アピール企画への応募
  • モバマス初心者ガイドについて
  • 周囲の雪美Pの動き
  • 雪美ちゃんのアピールの方向性
  • 自分が獲得した投票券について
  • その他のこと
  • 佐城雪美ちゃんの勝因分析
  • 佐城雪美ちゃんの今後について
  • おわりに
こういった振り返りでは、事実と感想とを区別し、自分の話と集団の話とを区別して書くほうが分かりやすくなると思いますが、今回それは難しかったです。ごちゃごちゃした文章になりますが、ご容赦ください。

総選挙開幕前に感じていたこと

開幕前の段階で、今回の総選挙は自分と雪美ちゃんにとって、難しい戦いになると予感していました。

「自分の足で歩け シンデレラ」
デレステ3周年を記念して公開された楽曲「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」から発された歌詞は、ぼくに強烈なインパクトを残しました。
ぼくは、佐城雪美ちゃんに声を実装してほしかったですし、声がつくにせよつかないにせよ、彼女の出番が増えることを願っていました。ですが、声や出番は、ただ待っていても与えられるものではない。この歌詞からは、そのようなメッセージを感じました。

以前からぼくは、第8回総選挙は開催されるかどうか分からないと思っていました。
第7回で、総選挙ランキング皆勤の鷹富士茄子さんに声がついたことで、「遅かれ早かれいずれ声がつくだろうと目されていた有力アイドルには、おおむねボイスが行き渡った」との認識が一部で感じられました。
このまま毎年総選挙を繰り返しても、雰囲気は尻すぼみになりそうなので、運営は何らかの手を打ってくるのではないか。そんなことを、去年秋ごろに漠然と考えていました。

果たして運営は、思い切ったカンフル剤を打ってきました。新アイドル7人の実装、そのうち4人は最初からボイスと楽曲付与というものです。
新しい試みは、シンデレラ界隈を活性化したとぼくは思っています。
一方でここ一年間、既存アイドルに対するサプライズボイス(ここでは、総選挙で属性3位以内に入る以外の経緯でボイスがつくこととします)は、白菊ほたるさんだけでした。
これらの経緯を見て、既存の声なしアイドルがボイスを獲得するのは、今後ますます難しくなっていくのではないかと、今年3月頃には感じていました。

時期は前後しますが、12月から1月にかけて、ぼくはミリシタTCで如月千早陣営に入りました
千早陣営の動きに触れて、熱量、企画力、行動力、すべてが桁外れに強いと感じました。アイマスの投票企画で勝つ陣営とはこういうものなのか」と肌で感じましたし、自分自身も含め、佐城雪美陣営にそこまでの力量はないかもしれないとも思いました。

そういったさまざまな要因を背景にして、総選挙に対し楽観的にはなれませんでした。
今年3月には、「ボイスにはこだわらない」「肩肘張らない」「総選挙の順位が全てではない」旨をブロマガ記事に書きましたが、それは半分は本心であり、もう半分は総選挙の成績が悪かった場合の、自分への言い訳、もしくは予防線でした。

個人的な第8回総選挙の流れ

いざ総選挙が始まると、それまでの自分の言葉が嘘のように、ぼく自身、総選挙にのめり込んでいきました
モバマスデレステで投票券を回収しまくり、ツイッターで周囲の雪美アピールを拡散します。
自分のどこにこんな闘志が眠っていたのか、自分自身を見誤っていたように思います。バリバリに肩に力が入っていました。

TC千早の経験から、個人的に、企画は重要だと思っていました。
雪美ディスコードで、22日に一斉投票をしてはどうかとの声があがりはじめます。
そこでぼくは率先して、告知用の画像を作り始めました。資料作りの技術はド素人ですが。
ディスコード内部で相談し、他の雪美Pが提案した #平成最後の雪美の日 というワードをハッシュタグに、一斉投票の資料を作り上げ、告知を行いました。
これが、ぼくの総選挙活動の分岐点となりました。

告知のあと、ぼく宛てに、こずえ・雪美・梨沙の一斉企画の打診が来ました。
行きがかり上、この企画「#こずゆきりさ」に関しても、ぼくが雪美側の交渉・企画・告知の担当者となりました。
その流れは中間発表以降も変わらず、少なくともディスコード雪美サーバーが絡むものに関しては、ぼくが雪美P内の企画アイディアを出したり資料を作ったり告知を出すのを主に担当する立場になっていきました。

毎年恒例のツイッター集計は、2ヶ所、その存在を把握していました。
こちらこちらです。
その動きは早期から気にかけており、特に中間発表前は強く意識していました。雪美ちゃんの数字は好調でしたが、声なしアイドルはツイート集計の数字が実際の票数より大きく出る傾向があるということを去年の経験から学んでおり、楽観はしていませんでした。

なので、中間発表での4位(Co2位)という成績には、かなり驚きました。
一方で、「中間での高順位により雪美Pの雰囲気が緩み、後半戦の盛り上がりに欠けて失速するのが怖いなあ」とも感じました。

雰囲気を作ることは一人では難しいですが、もしぼくができることがあるとすれば、それは企画告知をはじめとする情報発信だと思いました。
ディスコード内の企画会議に参加し、第3芸能課一斉 便乗企画と、めざせ!10歳!JS初のシンデレラ 一斉投票企画を告知しました。

企画告知以外にも、ダイマ、アピール企画への応募、初心者向けガイドの作成など、さまざまな活動を行いました(後述)。

そういった流れの中で、中間後、雪美ちゃんへ声をつけてほしいと、応援票を入れてくれる方を多く目にするようになりました。
ツイート集計の流れなども見て、7割方は大丈夫だと思うようになっていきました。逆に言えば、3割はまだ不安でした。
やる気は日に日に高まり、終わったときには、全力で走りきったといえる、充実した選挙戦になりました。

企画について

すでにある程度書きましたが、第8回総選挙で自分が関わった企画について、もう一度整理します。
  • #平成最後の雪美の日 一斉投票 (4/22 企画会議参加、資料作成、企画告知)
  • #こずゆきりさ 一斉企画 (4/25 企画会議参加、企画告知)
  • #第3芸能課一斉 便乗企画 (5/3 発案、企画会議参加、資料作成、企画告知)
  • #目指せ10歳JS初のシンデレラ 一斉投票 (5/5 企画会議参加、資料作成、企画告知)
  • #目指せ10歳JS初のシンデレラ 継続一斉投票 (5/6~5/13 企画会議参加、資料作成、企画告知)
  • #みんなでマーチング 一斉企画 (5/12 立ち上げには関与せず、企画告知拡散のみ)
カッコ内には、企画実施日と、ぼく個人がどのように関わったかを書いています。

4月22日の平成最後の雪美の日に関して。
告知画像において票数を2(ニャン)票に指定したのは、昨年の一斉投票(#ペロの手も借りたい)で行われたことを踏襲したものであり、雪美P以外にの方にも気軽に参加できるように少ない票数にするという意図がありました。ブロマガの告知記事では大量投票も歓迎と書いてはいましたが、熱心な雪美Pからは自主的にたくさん投票する方も多く現れたことから、中間発表後の一斉投票では、票数は自由であることを画像に明示しました。
4月22日には偶然、ほぼ同時間帯に、緒方智絵里さん、橘ありすちゃん(雪美ちゃんとは「フェアリーフィースト」という三人ユニットを組んでいます)の一斉投票が行われることになり、企画担当者の接触を受けて、交換投票のような緩やかな連携が成立しました。

こずゆきりさに関しては、こずえP、梨沙Pの方と、ツイッターのチャットルームを利用した事前打ち合わせも行いました。その結果、一斉投票ではなく一斉企画とし、投票だけではなくダイマやスクショなどのアピールを重視した企画にしようという方向性になりました。

平成最後の雪美の日、第3芸能課一斉便乗、目指せ10歳JS初のシンデレラ、同継続の4つに関しては、ディスコードの会議室で議論し、数人で練り上げた企画を自分が告知する形でした。

みんなでマーチング(L.M.B.G一斉)に関しては企画立ち上げには関与しておらず、雪美P内への拡散を行った以外は普通の参加者と同じ立場です。(遊佐こずえちゃんがL.M.B.Gに加入したことがきっかけで立った企画だったかと記憶しています)

告知はツイッターとディスコードで行い、多くの仲間が広めてくれました。
4/22と5/5の一斉投票については、モバマス雪美プロダクション内チャットにも告知しました。(3つの雪美プロのうち、自分の所属するところには自分で告知し、残りの2つはそれぞれの代表さんに宣伝をお願いしました)
5/5の一斉投票については、海外(台湾と思います)のPから接触があり、告知を海外向けにFacebook等で広めてくれたとのことです。
そのほか、ミリシタのラウンジなど、個人的なつてを使って雪美ちゃんへの投票をお願いし、応じてくれたところもありました。

「そもそも、企画の意図は何なのか?」というところですが。
一斉投票も含め、企画そのものが得票を大きく増やすとは思っていません。
モバマス上で中間発表時に公開された総選挙レポートでは、5万人以上のPが一人のアイドルだけに投票したというデータがありましたが、多くのPは最初から投票先が決まっており、よほど斬新なものでなければ、企画によって浮動票を多く集めるのは難しいと思います。
ミリシタTCとは異なり、得票数がリアルタイムでは見えないので、一斉投票で実際に何票入ったかは分かりません(総選挙レポートの瞬間風速ランキングはありますが)し、それは重要でもないのです。
企画の主な目的は、雪美担当P、雪美ちゃんを応援するPやその周囲がお互いに発信し、交流することで、雰囲気を内外に演出し、長丁場の選挙戦における中だるみを防ぎ、投票忘れを防ぎ、楽しむ心やモチベーションを保つことにあったと、個人的には思っています。
そのため、企画が長い間存在しない状態にならないことを心がけました。

中間発表では高順位でしたが、逃げる立場ならではの不安も感じました。
第一に、中間から最終までの日数が長い(中間前10日間に対し18日間)ため、そのぶん逆転が起きやすいこと。
第二に、中間での躍進には、デレステガシャSRに雪美ちゃんがきたブースト効果(SSR黒川さんも多少)が寄与していると思っており、中間後はそれがありません。
第三に、お祭り好きの浮動票は、台風の目であるりあむへ、声なしアイドルに声付けたい票は、当落線上(に見える)のこずえナターリア忍梨沙七海などへ向かい、雪美ちゃんには浮動票が入りにくい順位関係に見えました。
第7回の茄子さんは中間Co4位だったから追い上げの機運が高まって逆転できましたが、雪美ちゃんの位置はそのアンダードッグ効果がない中で、どんな目標を掲げてこの先を戦うのか、とても難しい状況にあると思いました。

そこで企画会議では、守りに入ったら抜かれる、対外的には上を目指す姿勢を見せようという話になり、一斉投票のハッシュタグとして、 「目指せ10歳JS初のシンデレラ」 が採用されたという経緯があります。実際のところ、本田未央さんたちを抜いてシンデレラガールになれると本気で思っていたわけではありませんでした。
「小学生がシンデレラガールになったら面白いんじゃね?」と外部から思ってもらい、あわよくばノリで少し投票してもらえるのではないか、という期待も多少ありました。

「第三芸能課一斉 便乗企画」については、他の人が「第三芸能課一斉」を企画したことから、半ば悪ノリで企画したシロモノでした。最初は「「第3芸能課に所属している」佐城雪美ちゃんへの応援・展開予想ツイート・投票ツイート等をしましょう!」と告知していて、あたかも所属しているのが当然という態度でしれっと企画に混ざっているけど、本当は所属していないんかい!というツッコミを受けたら面白いな、ということで企画が成立していました。ただ、元企画の提案者様の動向や周囲の反応なども観察し、企画の真意を測りかねて戸惑っている人も見受けられたことから、よりマトモな形式の告知に切り替えました。

このように、ディスコード内の企画会議は面白さ重視で進んでいたところがあります。たぶん、クソ真面目なぼくが一人だけで企画を進めていたら、そういう方向性にはなっていなかった気がしますね。

没になった提案や企画もあります。
中間後の一斉投票として、中間4位だったことを踏まえて5/4に「#令和最初の雪美の日カッコカリ」の実施を提案していましたが、上記の通り上を目指そうということから、めざせ10歳JS初のシンデレラに取って代わられました。
TC千早が行った企画「#如月千早この一曲」を模倣して、「#佐城雪美この一曲」を提案しましたが、千早と異なり雪美ちゃんには現実に楽曲が存在しないため具体的に語るのは難しいということで没になりました。
中間発表後「上を目指す」にあたって、Co属性で最終1位になるとSR[ルミナススター]が実装されるという点に着目し、「#私のルミナススター佐城雪美」として、どんなカードになるか想像して語るという企画も提案しましたが、こちらも具体案が思い浮かばずに実現しませんでした。

自分が関知する企画は以上ですが、自分の目が届かない範囲で行われた雪美ちゃん関連の総選挙企画もあるかもしれません。それらに関しては、それぞれ企画・参加した方に語っていただければと思います。
#毎日ログインして無料の雪美だいふくをもらおう というハッシュタグは、誰が発案したのか分かりませんが、継続性があって上手いと思ったので、ぼくも乗らせてもらいました。

ダイマについて

ここでいうダイマとは狭義のそれであり、「投票券が余っています。誰に投票すればいいかアピールしてください」という主旨の「ダイマ募集」ツイートに対し、投票してほしいアイドルを、画像や資料などとともにリプライする行為をさします。
こういったダイマ募集行為は、投票先を自分の意志で決めず人任せにしたり、リプライを多く集めて満足感を得ているように見えて鼻につく、というプロデューサーもいるようです。
しかしぼくは個人的に、ダイマ募集への抵抗感はありませんでした。TCで最も多くダイマ募集へ食いついた末に勝った千早陣営を見ていて、積極的にダイマしたほうが結果は出ると思っていました。

ダイマを行うには、まずダイマ募集を見つけなければいけません。
広大なツイッターの海の中から、シンデレラガール総選挙に関するダイマ募集ツイートを探し出すのは、なかなか大変な作業です。
ダイマ」や「誰に」といったキーワードで検索するなどの方法がとられていたようです。
ぼくは、ダイマ募集を数多く掘り出してRTするアカウント(雪美Pにも、それ以外にもいました)をフォローして、その方の後に続いてダイマし、自分もRTして後続の雪美Pに情報提供するという手法をとりました。
また、雪美ディスコード内にも、ダイマ募集を発掘して情報提供するチャンネルが作られていたので、活用していました。

ダイマ募集に対してぼくがリプライしたダイマの内容は、基本的には自作の動画「ゆきみマンのうた」です。(デビルマンのうたの替え歌。詳しくはこちらの解説記事を参照

ダイマ募集ツイートに対し、ぼくが返したリプライは、手元の集計で142件です。(後述しますが、この動画以外の形でのリプライも含みます)
ダイマ送付済みのアカウントを手元に記録し、同じダイマを同じ相手に二度以上送ることのないように気をつけました。
動画形式のダイマは比較的珍しいと思いますが、反応は悪くなかったように思います。

ダイマ募集にも色々あって、無条件のもの、先着順のもの、ダイマリプライの数によって票を配分するもの、心に刺さったダイマに投票するもの、ツイッターのアンケート機能を利用したもの、自分の担当とあなたの担当の絡みを想像して語ってというもの、あなたの担当が躍進したときの自分(の担当)の利点を教えてというもの、自分の担当との交換投票を要求するもの、ツーショットのスクショを要求するもの、愛の叫びを求めるもの、自作の抽選器を利用したもの、投票だけでなく届いたダイマへの評価や評論を目的とするものなど、募集する側もさまざまに工夫を凝らしていました。

ダイマを募集する相手ひとりひとりの心情を推察して最適な形でダイマを投げる(相手がダイマを求めていないと察した場合はやめる)のが理想ですが、基本的には「知らない相手」であり、その心を正しく推し量るのは難しかったです。
どうしても、事前に用意した定型文と定型のダイマ(自分の場合は上の動画)を送りつける形になりがちでした。
それはダイマに群がる他アイドルの担当Pも同じ条件なので、単なるダイマ募集には多くのダイマが集まり、競争率が高くなって、雪美ちゃんへの票を取れないか、取れても票数が少なくなる場合が多かったように感じます。
その人のために考えたり、しっかり手間をとらないと返せないタイプのダイマ募集には、リプライ件数が少なく、そのぶん、ちゃんと応えられれば多くの票を獲得できることが多かったと思います。
自分はあまりできませんでしたが、担当や好きなアイドルがいるPが、それでもあえて行うダイマ募集に対しては、そのアイドルと自分の担当アイドルの関係に言及したダイマができるとポイントが高いのではないかと思いました。
具体的には、神崎蘭子Pが行ったダイマ募集に対し、蘭子と雪美の関係をまとめた「らんゆき」の資料を送ってダイマしたことが2件ありましたが、両者ともとても良い反応が得られました

ダイマ募集の発掘とダイマリプライを最も多く行った時期は、総選挙終了前の5月10~14日ごろです。
終了間際になって投票先が決まらず、ダイマ募集に打って出るPが多く現れるのが、その時期だったようなので、今後の総選挙を戦うPは参考にしてください。

アピール企画への応募

ニコ生を利用して多くのPが担当アイドルのアピールを行う企画への応募を、2件行いました。

一つはninoさんが4月25日に行った、「#第8回CG総選挙中間前応援放送」です。
自分は300字程度のアピール文を作り、それを生放送主のninoさんが朗読するという形で行われました。
偶然、募集ツイートを素早く見つけたため、短い募集期間にうまく滑り込むことができ、見事に採用されました。


こちら、文章を書いたのはぼくで、画像はninoさんが作ったものです。
アピールとしての出来映えの評価は読者の皆様にお任せしますが、これを「素早く(募集を見てから10分程度で)」書くことができたのは、ひとつの成果だったのかなと思います。

もうひとつは、大作さんが5月10~11日に行った企画「俺達の少女A」への応募です。
3分以内の音源を作ってアイドルのプレゼンをするという、界隈では有名な企画です。
選考の結果、採用されませんでした。
ぼくが作った音源はこちらです。

実は、ぼくが「俺達の少女A」本番をじっくり聞くのは、今回がはじめてでした。
採用された皆さんは、自分よりはるかにレベルが高かったと感じました。
アイドルの知識も、ネタ作りも、話の切り口も、トークの技術も、BGMや効果音の使い方も、すべてにノウハウと情熱が詰まっていて、圧倒されました。
ぼくのような、思いつきの付け焼き刃で対抗できるレベルではありませんでしたね。

本当に採用を目指すなら、まず主題(最も言いたいこと)を明確にしてそれを軸に台本を組むとか、声の雰囲気をもっと楽しそうにするとか、雪美ちゃんのデレぽ投稿件数などの客観的データを出すなどで、よりクオリティを上げることが必要だったと思います。

低レベルであることを自覚しつつも、あえて不採用となった音源を公開したのは、自分なりの記録とか思い出みたいなものです。
ぼくとしては、今後は弁舌よりも、文章メインで活動していきたいと思っています。

モバマス初心者ガイドについて

第7回総選挙の際、ぼくが最も多く時間を割いた活動が、モバマス初心者向けガイド記事の執筆でした。
ぼくの所属する佐城雪美プロダクションには当時、初心者Pが多く、そういった需要があったことが背景にありました。
それから1年が経過し、モバマスに慣れてきたPも多くなった今年は、ガイド記事が必要かどうか判断に迷いました。
第8回総選挙にあわせて発足した別の雪美プロの代表・ヴェルフェさんに相談した結果、ヴェルフェさんご自身を含め、モバマスに不慣れな社員がいるため、第7回で開催されなかったイベントが行われる場合にはそのイベントの解説があると助かるとのことでしたので、執筆することに決めました。
今年、実際に作った記事は、以下の4つ(実質2つ)です。

モバマス総選挙・初心者向け イベントの歩き方 ~アイプロ編~
【佐城雪美・総選挙】ツアーの初心者ガイド、こずえ梨沙との合同企画、さじょらじ
モバマス・ドリフの初心者ガイド・第8回総選挙に向けた補足

モバマス総選挙・初心者向け イベントの歩き方 ~フェス編~

アイプロ、フェスの記事を書いたという情報は、プロダクションチャットを通して自分のプロにも流しましたし、上記のヴェルフェさんとは頻繁にツイッターで連絡をとり、そちらのプロにも流してもらっていました。
総選挙期間中には、ツアー、ドリフも開催されましたが、それらは第7回総選挙でも開催されていたため、その記事を流用し、投票券を得られる方法が追加された点を別の記事で書くにとどめました。

自プロの社員からの応援チャット、ヴェルフェさんとの会話、ブロマガのコメントなどで、役に立ったとの言葉をいくつももらったので、作った甲斐があったと思います。

第8回総選挙では、さちののPという方が、ぼくの作った初心者ガイドと近い主旨の動画シリーズを作っていらっしゃいます。

ぼくが気づかなかった事柄も多く含まれており、勉強になりました。
特に、フリートレードの利用を初心者に勧める際、トレード成立履歴を見て相場を確認すること(そうでないと、ぼったくられる危険が大きい)は大事だと思いました。自分の過去記事にも、その旨を加筆しておきます。

周囲の雪美Pの動き

ここまでは主に「総選挙期間中にぼくが何をしたか」を述べましたが、「周囲の雪美Pが何をした(ように見えた)か」という点にも少し触れておきます。

たくさんの人が、それぞれの信じる手法で、一所懸命にがんばっていたと思います。
黙々と投票する人、投票ツイートをする人、妄想ツイートをする人、ダイマをする人、絵を描く人、動画を作る人、SSを書く人、楽しそうに遊ぶ人、などなど。
ベクトルはバラバラだけども、みんな情熱を持ってやっていたと感じました。

雪美ディスコードを管理する方のうち一人から聞きましたが、サーバー管理を一年やってきて、こいつらをまとめるのは無理だ、と思ったらしいです。
ぼく自身は総選挙の真面目な話をしたいと思っていましたが、ディスコードの住人全員がそう思っているわけではなく、そういう話を見聞きしたくないという方もいらっしゃるようでした。
その結果、雪美ディスコード内に、真面目に総選挙を議論したい人限定の会議室ができ、自分はそこに居座りました。
総選挙部屋で自分が次々に出した企画案に対し、管理人さんたちを含む住人が反応してくれて、企画が練り上がっていきました。
企画会議には参加しない方も、いったん企画を発表すると、積極的に告知を拡散し、参加してくれました。ノリはとても良かったと思っています。

総選挙中こそ、ギスギスせず肩肘張らずに、楽しそうな雰囲気を演出するのが大事だと考えている雪美Pもいました。
実際、雪美ディスコード内では、総選挙中にP同士で、ピクトセンスやゴッドフィールドなどの多人数ネットワークゲームで遊んで、その様子を配信するなどしていました。
ディスコード管理人の一人は、ディスコードを総選挙に疲れたPのための憩いの場にしたいと事前に言っていましたし、そういう機能を果たしていたと思います。
総選挙以外の余興を楽しむことは悪いことではなく、むしろ自分にはできない良いことをやっていると思っていました。
楽しさの演出は自分の苦手分野だったので、それを横目に、自分はまじめに総選挙活動に取り組んだつもりです。

総選挙終盤、モバマスプロダクションマッチフェスが告知されました。
ぼくも解説記事で強調しましたが、フェスに参加するにはプロダクションに所属しなければなりません。
プロへの所属を忘れて投票券を取り損ねる雪美Pがなるべく出ないよう、周知や誘導の活動には、ディスコードのメンバー多数が力を入れました。
3つ存在する佐城雪美プロダクションは、フェス開始数日前にすべて満員となり、そこからあぶれた雪美Pへの受け皿が必要との意見が出ました。
雪美プロではないけれど雪美Pの所属するプロの募集告知を発見して誘導するなどの活動を、周囲の雪美Pが行いました。
そのあたりは、なんとか連携がとれたと思っています。

他陣営に比べ、ユニークな企画や外部へ受ける面白さで勝負するのではなく、正統派の選挙活動を比較的静かに行う、情熱のある個人の集まり、というのが、ぼく(内部)からみた雪美陣営の印象でした。

雪美ちゃんのアピールの方向性

総選挙は、投票とアピールの場です。
では、佐城雪美ちゃんに投票してもらうには、どんな魅力をアピールすれば良いのでしょうか
この点、ずっと悩んできました。

安部菜々さんの「永遠の17歳」のような、アイドルをいじれる、誰でも知っている鉄板ネタは、雪美ちゃんにはまだないように思います。
かといって、トップアイドルを目指すストイックさとか、挫折と再起の経験によるエモさなどで売り出す方向性も、まだ10歳の雪美ちゃんには酷というものでしょう。

ぼくが考える、雪美ちゃんのエモさの一つは、両親になかなか会えない孤独な家庭環境から無口に育ち、アイドル活動が救いになった(プロデューサーと約束して信頼関係を築き、仲間アイドルが増えて、事務所が居場所になった)ことだと思います。
ですが、似たポジションに、市原仁奈ちゃんと橘ありすちゃんがすでにいるところがネックだと思いますし、実際、雪美ちゃんのその点を強調した選挙活動は、あまり見かけなかったように感じました。

多くの人に対し、「佐城雪美ちゃんの魅力を紹介する以下の動画をご覧いただければ嬉しいです」というダイマを行いましたが、では、「雪美ちゃんの一番の魅力は何ですか?」と問われると、今でも分からないというのが正直なところです。
ぼくが行ったことと、周囲の雪美Pが行ったことを振り返ると、雪美Pでない人に対しては、まず画像を叩きつけ、単にビジュアル(ミステリアスな小学生という独自の雰囲気と可愛さ)で推していくのが、選挙活動の主流のような気がしました。

自分が獲得した投票券について

ここまでは、企画、ダイマ、アピールなど、他の人に雪美ちゃんへの投票を働きかける活動を軸に語ってきました。
ですが、それと同様に、むしろそれ以上に大事なのが、自分自身が雪美ちゃんに投票することです。
総選挙期間中、ぼくがどれだけ投票券を稼いだかの話をします。

モバマス無課金票(ログボ・イベント・ジュエルガチャ) 892票
デレステ無課金票(ログボ・イベント) 122票
モバマス・課金票エナドリ+投票券特別セット×5、カウントアップガチャ特別×1) 17票
デレステ・課金票(総選挙応援セット×12) 120票
合計 1151票
うち 佐城雪美への投票 1143票

課金額 デレステ 総選挙応援セット×12 (限定スタージュエル6300個/5000円×5セット) 25000円 
    モバマス エナドリ+投票券特別セット500MC×5、カウントアップガチャ特別100MC 2600円
合計 27600円









無課金については、モバマスのプロダクションフェスで6勝6敗となり、そこで12票を取り逃しています。
それ以外は、モバマスデレステとも全て回収しました。

フェスの6勝6敗には、1戦1戦にドラマがあり、プロダクションメンバーとの絆を感じました。
第2戦で、途中まで600万pt対100万ptという大差をつけていたため、相手プロにやる気が無いものと油断していて、最後の20分で追い抜かれて負けたことは、良い教訓になりました。
第7戦で当たった城ヶ崎美嘉プロには、競り合いの末に何とか勝ちましたが、相手のプロダクション名を使って雪美Pへの熱い応援メッセージをもらい、とても嬉しかったのを覚えています。

金票については、もともと買うつもりはありませんでした。
雪美Pがデレステで総選挙応援セットを100セット(ガシャ1000連ぶん)購入することを「30万円の雪美だいふく」と形容するムーブメントがありましたが、自分は、「投票券を買う」のは、金銭に対して得られる見返りの効率が悪いと思っていました。30万円を投資して得られる票数(1000票)が、モバマスデレステ無課金でプレイして得られる票数と同じでしかないというのは、自分の金銭感覚では採算が合いませんでした。
もし、ミリシタTCのように、100票あたり3000円であったなら、おそらく買っていたでしょう。あるいは、第4回までのシンデレラガール総選挙のように、無課金で得られるのが100票程度で、30万円で買える投票券が無課金P10人分の価値があるのなら、買っていた可能性はあります。今回のバランスでは、相対的に課金票の重みが低く、値段が高すぎると判断しました。

ただし、投票券そのものを買うのではなく、引きたいガシャを引く権利を買い、それに付随して投票券が得られるのであれば、話は別です。
総選挙期間中、SR[マーチング☆メロディー]佐城雪美、SSR[ノブレス・ノワール]黒川千秋のガシャが開催されたため、それらを引くために総選挙応援セットへと課金しました。
無償ジュエルは貯まっていたので、それで引けば課金する必要はありませんでしたが、それは将来、佐城雪美限定SSR、または神崎蘭子SSR4周目が来たときのために、とっておくつもりでした。

モバマスエナドリ+投票券特別セットを買ったのは、プロダクションマッチフェスのためにエナドリを補充する(結局使いませんでしたが)のと、フェスの負けで取り逃したぶんの票を補填する意味合いです。

念のために書きますが、投票券目当ての課金をしなかったのは、あくまで自分の価値観と金銭感覚にもとづいた話、自分はこう考えてこうしたという話であり、30万円の雪美だいふくを買った他の雪美Pの行動を否定しているわけではありません。
むしろ、自分の好きなもののために迷い無く投資するその姿勢には、大きな敬意を持っています
そのようなPが多数いたことによって、直接の票数増加に加え、周囲への士気高揚、宣伝効果もあり、雪美ちゃんの順位は大きく押し上げられたのではないかと思います。

雪美ちゃん以外への投票については、フェアリーフィースト交換投票で智絵里さんとありすちゃんに、こずゆきりさ参加記念でこずえちゃんと梨沙ちゃんに、黒川千秋さんのSSRを引いた記念に黒川さんに、ninoさんの第8回CG総選挙中間前応援放送でのアピールが格好良かったライラさんに、5月3日のアイマス同人誌即売会でお会いしたラツマPに敬意を表して都さんに、交換投票を条件としたダイマ募集を受けて千枝ちゃんに、というところです。

その他のこと

総選挙期間中だけでも、自分のツイッターのアイコンや背景を、佐城雪美ちゃんにすれば良かったと反省しています。
自分が、佐城雪美関連企画の告知など、情報発信を担う立場になるとは、事前には予想していませんでした。
中間発表ぐらいのタイミングでそのことに気づきましたが、途中でアイコンを変えるとかえって周囲の人を混乱させる可能性があると思い、そのままにしていました。

自分はもともと、中立的な立場からの投票企画の論評が大好きなのですが、これはそういう記事ではないので、ここではやめておきます。
いろいろなアイドル界隈で、今回ならではの面白い動きは、いっぱいあったと思います。
そこは、他の人が書く振り返りを読んで学びたいと思います。

佐城雪美ちゃんの勝因分析

佐城雪美ちゃんは最終的に、第5位に入り、ぼくが以前から目標としていた「ボイス実装」を達成することができました。

雪美ちゃんがなぜ、このような好成績をおさめることができたかについて。
よくわからないというのが正直なところですが、ある程度の要因は考えられます。
外的な要素、具体的には、モバマス無課金票の比重が高まったことが、最も大きな原因だったと思います。

第8回総選挙で個人が集められる無課金票は、最大で、モバマスで902票、デレステで122票のあわせて1024票でした。(モバマスのジュエルで引くカウントアップガチャを含めると、さらにプラス2票)
去年の第7回総選挙では、モバマス514票、デレステ95票のあわせて609票でしたから、モバマス部分が2倍弱に増えています。
金票の数は、モバマスはほぼ去年並みで、デレステは去年の最大500票から1000票に増えているのですが、1票あたりの価格は据え置きの約300円であり、デレステのガシャチケを180日以内に使わねばならないという制約も変わっていません。多くのプロデューサーにとって、おいそれと買える金額ではないと思いますし、デレステ総選挙応援セットの第2弾にあたる500票は中間発表後の発売でしたから、中間で上位に入ったアイドルのP以外はなかなか手を出せなかったのではないでしょうか。
これらのことから、全体的にみて、モバマス無課金票の比重が前回より高まったと思います。
モバマスPには、総選挙で声なしアイドルに投票するボイス応援・期待票がデレステより多く存在すると考えられており、これが追い風になったと思います。

その他に、総選挙開始前に、白菊ほたるさんに声が与えられたことが非常に大きかったと思います。
ほたるさんに声がないまま第8回総選挙に突入していたら、ボイス応援・期待票が彼女に集まった可能性が高いと思います。
彼女がCDデビューしたことにより、佐城雪美ちゃんは「声なしアイドルの中で、第7回総選挙の順位が最も高いアイドル」の位置に置かれることになり、ボイス応援・期待票が自然と集まることになったのではないでしょうか。
そのため、中間発表で4位という好位置につけ、それにより、さらにボイス応援・期待票が集まる好循環が実現したのだと思います。

雪美ちゃんの投票ツイート集計データを見ますと、時系列グラフで伸びを見せているのは、4月22日、5月5日の一斉投票のほか、4月26日の中間発表後のタイミングのようです。
中間発表での好成績により、様子見の層を味方に付けられたと言えるのではないでしょうか。

各種一斉企画に関しては、上記リンク先の集計データにも、ちゃんと反映されています。
「#毎日22日は佐城雪美の日」というタグが定着していることも踏まえ、一斉投票の時間帯はいずれも22時からに設定しました。ツイート集計データを見ても、22時台の投票が飛び抜けており、多くの方に参加していただけたことが分かります。
こずえ・梨沙に投票したPからの投票が多かったことは、「こずゆきりさ」企画が成功したことを意味するでしょう。
第7回以前の総選挙から、雪美ちゃんへの応援票をくれるのは、同じジュニアアイドル担当Pであることが多いというデータは出ていました。「こずゆきりさ」「第3芸能課一斉便乗」「みんなでマーチング」と、ジュニアアイドルP同士で連携する企画を多く立てたり乗ったりしたのは、間違っていなかったのかなと思います。

得票が伸びたもう一つの要因として、主にデレステで雪美ちゃんが社交的な側面を見せ、アイドル同士の交流が増えたことも挙げられると思います。
特に「デレぽ」で雪美ちゃんの投稿数が多く、存在感を見せたことで、絡みのあった他のアイドルの担当Pから、ボイス期待・応援票をもらいやすくなったと感じました。
2年間ものあいだ恒常最強(パラメータや4秒スコアアップの特技)の座を維持し続けたSSR[ひみつの小夜曲]佐城雪美の存在も大きく、性能目当てで彼女を使ったPの取り込みもじわじわと進んだのかなと思います。
そして、総選挙期間中にSR[マーチング☆メロディー]佐城雪美ガシャが出たことで、声なしアイドルに不利な土俵と言われるデレステでも票の取り込みに成功した感触がありました。

先ほど、企画の効果がツイート集計に反映されたと書きましたが、ぼくの手柄で雪美ちゃんの得票が大きく伸びたと言いたいわけではありません。企画がないならないで、何らかの形で票は入っていたとは思います。
ぼくが稼いだと言える票は、自分が投じた1143票。それに、ダイマなどの直接の働きかけによって入れてもらった票数で、これは細かく数えていませんが、500票~1000票程度かなと思います。

まとめると、雪美ちゃんの勝因は、次のように推定しています。
  • モバマス無課金票の比重が増大したことが、声なしアイドルに有利に働いた。
  • 事前に白菊ほたるさんに声がついたことで、声なしアイドル前回トップの位置で戦えた。
  • 主にデレステで、雪美ちゃんが他アイドルとの交流を深めたことなどで、他アイドル担当Pの目に触れる機会が徐々に増えていた。選挙中のデレステガシャSRで注目を集めた。

佐城雪美ちゃんの今後について

雪美ちゃんに声がつくことが決まったのは、本当に良いことだったのでしょうか。
それは、今はまだ分かりません。

実際に彼女の声を聞いたとき、それが今まで持っていた自分のイメージと合わないという可能性は、十分に考えられます。
デレマス声優は経歴の浅い方が多く、最初は演技がこなれていないけれども、その後に演技を重ねることで受け手のイメージと合ってくるという、そんな事例も散見されるように思います。
声を聞いての印象は、どうなるか分かりませんが、長い目で見ていきたいと、今から思っています。

また、声がつくことで、雪美ちゃんが置かれる環境も、彼女自身の言動も、変化するだろうと思っています。
具体的には、プロデューサーと「約束」をして、「私の心…誰にも見せない…でも…あなたには…見せる」と言っていたことに代表される、Pと一対一の関係を重視する初期の雪美ちゃんのパーソナリティーは、今後薄れていくのではないかと予想しています。
ユニット曲によるデレステイベントを中心に、アイドル同士の交流が大きく広がり、雪美ちゃんは社交的で、人懐っこい方向に向かっていくのではないでしょうか。
声がつく前からすでに、デレぽなどでその方向性は示されていると感じます。

ぼく自身はどちらかというと「Pドル派」であり、雪美ちゃんにとって自分が特別な存在でありたいという思いを抱いてきました。今回ぼくが彼女に進んでもらった道は、その思いとは逆になるかもしれません。
自分は去年、総選挙に臨む前から、そのことを覚悟していました。詳しくはこちらのトゥギャッターまとめをご覧ください。

この予想は当たるかもしれませんし、外れるかもしれません。
雪美ちゃんの声と人格の変化、成長をどう受け止めるかは、プロデューサー一人一人に託されています。

佐城雪美ちゃんの新たな歩みが、これから始まります。
雪美ちゃんにとってプロデューサーが大切な存在であることは、これからも変わらないでしょう。ですが、デレステの初期に「あなたのためにアイドルになる」と言っていた雪美ちゃんが、アイドルを続ける理由は、もうプロデューサーだけではなくなっていると思います。

佐城雪美という名のシンデレラは、自分の足で、プロデューサーの前を歩き始めるようになるかもしれません。
その未来に、幸あらんことを願っています。

おわりに

第7回総選挙の反省記事では、雪美ちゃんをよりよく知り、彼女の魅力を自分の言葉で語ることが個人的な課題として残りました。
その点、去年9月にぼくが作った動画「ゆきみマンのうた」がダイマの材料になり、ninoさんのニコ生にも応募できたのは、この一年間での自分なりの成長だったのではないかなと思います。
一方で、5月18日の雪美ディスコードチャット会で雪美ちゃんの話をして、ぼくはまだまだ雪美ちゃんのことを知らないなとあらためて思い知りました。
過去と未来の雪美ちゃんを、今後も知っていきたいです。

もう一つの課題、「視野を広げる」については、あまり成長した実感はありません。
ただ今回は、こずゆきりさ、第三芸能課一斉便乗、みんなでマーチングなど、雪美ちゃんと他アイドルとを絡めた企画も積極的に立ち上げたり参加したりしました。

ぼくはぼくなりのやり方で総選挙を戦いました(具体的には、企画告知、ダイマ、初心者ガイドが中心)が、他の雪美Pはまた別のやり方をとりました。
その点に関しては、比較したり優劣がつくものではないとぼくは思っています。
ぼくが雪美ちゃんのために総選挙を頑張ると決意して、このブロマガを始めてから1年3ヶ月ですが、他の方は、7年半かけて種まきをしてくれていました。
ここ一年の動きでも、例えば、雪美ちゃんに関する想像を毎日ツイートするとか、イラストを描くとか、ディスコードで担当内で交流するとか、時には他アイドルの担当Pを招いて語るとか、さじょらじなどの情報発信をするとか、多くの方が情報発信をしてきました。

ぼくは、そういった雪美Pたちによるプロデュースや選挙活動のうち、一人ぶんを担ったということだと思っています。

自分はあまり積極的に雪美Pと交流するほうではないと思いますし、ましてや他担当P(蘭子含む)との交流などはほとんどないですけれども、そんな自分が告知した企画に多くの人が乗ってくれて、とても嬉しかったです。

自分にできる全力は出し切った、そう思える一ヶ月でした。
事前に宣言したとおり、結果は結果として、これからも雪美ちゃんのプロデュースを続けていきたいと思います。

ここまでおつきあいいただいた皆様、佐城雪美ちゃんを応援してくださった皆様に、心から感謝したいと思います。
どうもありがとうございました。