マルチくうねる(くうねるP)のブログ

アイドルマスターの投票企画や佐城雪美ちゃんに関する記事が多めです。

【佐城雪美誕生祭】自作の記念動画について駄弁る

こんにちは。
9月28日は、佐城雪美ちゃんの誕生日です。
おめでとうございます!

佐城雪美誕生祭2018、華やかに開催されていますね。
皆さん、思い思いのやり方で、雪美ちゃんの誕生日をお祝いしています。
ぼくも、記念動画をひとつアップしました。



ぼくはこれまで、プレイ動画やMVをニコニコ動画にアップしたことはありましたが、本格的な動画編集はこれが初めてです。
この記事では、この動画について語りたいと思います。
まずは動画をご覧になってから記事をお読みください。

雪美ちゃんの魅力を発信したいとは以前から思っていました。ただ、表現したい元ネタが打ち出せない状況が続いていました。以前のブロマガで、「「雪美ちゃんを理解する」「雪美ちゃんを自分の言葉で語る」ことは、今後への課題となりました。」と総括している通りです。
それが動画という形になったのは、どういういきさつかと言いますと…。

今年の7月末、佐城雪美Pの集まるカラオケオフ会が開催されました。
ぼくもそれに参加することになっていたのですが、開催前日、ふと「何か面白いことできないかな?」→「『デビルマンのうた』の替え歌を歌ったら面白いんじゃないかな?」と思い立ちました。
突然の思いつきのように見えますが、実はこれには元ネタがありました。
ニコニコ動画アイマスデビルマンといえば、そう、去年大流行した「ジャガm@s」です。その中でも、ぼくの発想を呼び起こした直接の元ネタ動画が、これでした。


「ゆかさえのやべーやつ」として有名なやーまPが、今年のシンデレラガール総選挙期間中に放った、水本ゆかりさんをダイマする動画。
これがぼくの心にずっと刺さっていたのです。
この動画における歌詞改変を見習いつつ、あまり重なりすぎないように配慮。わずか1時間程度の突貫工事で、1番から3番まで雪美ちゃんの魅力を積み込み。そうしてできあがったのが、初代「ゆきみマンのうた」の歌詞でした。

カラオケオフのほうは、台風接近の中での開催でしたが、大いに盛り上がりました。
「ゆきみマンのうた」もみんなに受けましたし、サビの「雪美ちゃん 雪美ちゃん」の部分をみんなで叫んだり、「「動画にしないの?」という反応や、日を改めて開催された雪美Pカラオケオフリベンジ(ぼくは不参加)でも歌ってくれた人がいたという反応も得られて、評判は上々でした。

ぼくには動画編集の技術も経験もないので、これで終了にしようかなと当初は思っていたのですが、日を追うごとに、動画化したい、表現したいという気持ちが強くなっていきました。
表現したいもの(元ネタ)さえあれば、技術はがんばって身につけられる。
格好のお手本(やーまPの動画)もある。よし、やろう。と思いました。それが8月後半だったので、1ヶ月後の雪美誕生日を完成目標に定めました。
動画編集ソフト・aviutl、歌唱用音声合成ソフト・UTAU、音声編集ソフト・Audacity、画像編集ソフト・GIMPなどの使い方を一から勉強し、予想外に早くプロトタイプが完成しました。
動画編集経験のある雪美P・おながんさんの助言も得つつ、ブラッシュアップしていって、今回の作品が形になったという経緯です。


さて次に、動画の内容についての話です。
基本コンセプトは、「雪美ちゃんの魅力を紹介する動画」です。
1番で「初期の雪美ちゃん」を表現し、2番で「ソロで仕事をする雪美ちゃん」をモバマス主体で表現、3番で「ユニットで仕事をする雪美ちゃん」をデレステ主体で表現するという構成にしました。

すでに書いた通り、これは完全にやーまPリスペクトです。
水本ゆかりさんを佐城雪美ちゃんに置き換えて、あとはできる限りやーまPの動画のように優れたものを作りたいと思っていました。
それでも無理なところは、自分なりのやり方に置き換えて妥協しました。

その一つ目は、歌唱。
やーまPといえば、ゆかさえの動画でも知られるように、素晴らしい歌唱力を誇るPです。リスペクト元の動画でも、自慢の喉を存分に披露していらっしゃいます。
自分の歌声はとても動画で人様にお聞かせできるものではなかったので、ここはVOCALOIDの力を借りようかと思いました。ただ、VOCALOIDが思いの外高かったのと、この動画以外に使う予定がなかったことから、最終的には無料のUTAUに落ち着きました。

もう一つは、笑いの要素。
やーまPの替え歌動画には、いろいろなネタが詰まっています。例えば、2番の歌い始めのタイミングが早すぎていったん歌い直すとか(「わざと」だと思います)、2番の後の間奏の日記パートが長すぎて3番の最初の部分を歌っていないとか。替え歌歌詞でも、「助けに飛び込み俺獄中」というところでジャガm@sの定番ネタであるサイキック逮捕の画像を取り込むなど、笑いの要素はふんだんに盛り込まれています。
その手の要素を入れることにより、動画自体が面白くなることはもちろん、「ツッコミ所」を自ら作り出すことによって視聴者のコメントを誘い、動画を盛り上げる結果につながるという点でも、上手い作りだと思います。
ぼくが雪美ちゃんの動画でそういう笑いの要素を盛り込むことは難しかったです。やーまPのやり方を丸コピーするのでは笑いは取れないかなと思いました。
制作途上の段階では、少しとはいえネタもあり、例えば…。



1番の「雪美フルーツはイチゴ好き」の部分で、橘ありすさんが出してくるのは、彼女の代名詞でもある「イチゴパスタ」でした。
ただ、動画全体を見直す過程で、ここだけ笑い所を作るのはバランスが悪いと思いました。
動画で使われている雪美ちゃんや他アイドルのセリフ等がすべて公式のものである一方、ありすさんが雪美ちゃんにイチゴパスタを勧めたという公式設定は今のところありません。
誤解を招く、というと言い過ぎかもしれませんが、ちょっとどうなんだという思いが自分の中に発生し、最終版ではイチゴパスタではなく普通のイチゴで雪美ちゃんとありすさんの共通点を描く形に落ち着きました。

2番と3番の間の間奏で流れる文章も、当初は「雪美ちゃんを抱っこおんぶ頬ずりしたい」みたいなネタ文章(いえ、これはぼくの本心ですが)を挟んでいたのですが、全体の雰囲気にそぐわないと見て、まっとうな文章に差し替えました。

結局、ぼくの動画では、やーまPの動画にあったようなネタ要素はほぼ皆無となり、「雪美ちゃんの魅力を紹介する」というコンセプトの動画としてまとめるという方向性に定まりました。

雪美ちゃんを紹介するため、動画内で使われているセリフ、動画素材などはほぼすべて公式。
それをどのように料理し、「魅力」として発信するかが、雪美Pとしての技量の問われるところでしょう。
それについてなのですが、「ここが彼女の魅力だとぼく自身が考え、表現した」部分は、実はそれほど多くありません。
リスペクト元のやーまPのアイディアをそのまま流用した部分が多いです(前奏のこいかぜMVを使用した部分や、1番、「青森の地から」を「京都の地から」に変えたところなど)。
それ以外では、ツイッターやディスコードなどで、他のPが発信した雪美ちゃんの魅力のうち、ぼくが共感したものを、拝借し、置き換えて、表現したものが大部分を占めています。

例えば、2番の「表情で語る 雪美ちゃん 雪美ちゃん」という部分は…、





このツイートが元ネタになっています。
借り物のアイディアが多いというのは、やはり、新しいものを生み出すのは難しいという表現・創作の真理を表しているのではないでしょうか。
ただ、曲がりなりにもそれを自分のやり方で表すことができたこと、特に、歌詞のプロトタイプをカラオケオフの前日1時間で書き上げることができたこと(動画版は多少歌詞を変えていますが)は、自分の「雪美力」の向上を感じる部分ではあります。以前の自分だったら多分、1時間どころか1日2日かけても歌詞を思いつかなかったのではないかなと。

歌詞を考えるにあたっては、佐城雪美ちゃんをよく知らない人が動画を見ることも想定して、雪美ちゃんの基本的なことがらをできるだけ詰め込みました。
「ペロ」、「約束」、「みんな」、などは、彼女を語るにあたって外せないキーワードだと思います。(りゅうしゃんさんの記事も参考に
最初は飼い猫のペロにしか心を開かなかった雪美ちゃんが、アイドル事務所という新しい居場所を得て、「みんな」と一緒に「夢を叶える」。そんな彼女の持つストーリーが伝わっていれば嬉しいです。
彼女がプロデューサーと交わした約束の内容、みんなと一緒に叶えたい夢の内容、それは原作ではまだはっきりと描写されていないので、想像を広げていただければと。

3番では、雪美ちゃんの所属するさまざまなユニットや、交流のあるアイドル仲間を紹介することに重きを置きました。
どの部分でどのユニットを出すかは、いろいろ考えました。雪美ちゃんの所属するユニットの中で最も有名なのはおそらく「L.M.B.G」ですが、これはデレステMVで表すには人数が多すぎるため、あえて外しています(そのかわり、2番の「雪美マーチはハーモニカ」の部分で触れました)。それ以外では、例えば3番、「あなたとペロと」という歌詞の部分では…、




ペロ(猫)に関係するところで、にゃんともラブリーを採用。デレステMVも猫的な雰囲気のある「Halloween♥Code」にしています。
そして、「みんなとで 夢を叶えよう」の部分は、



「みんなと夢を叶える」という雪美ちゃんのセリフの出典がデレステのクリスマスドールSR+なので、カラフルサンタを採用。デレステMVは冬空プレシャス、という具合にしています。
こういった自分なりの工夫は他にも入れていますが、気づいてくれたら嬉しいな、という感じですね。

ところで、この動画は「ジャガm@s」なのでしょうか?
ぼく自身、ジャガm@sの定義をよく分かっていないのではありますが…。
デビルマンのうた」を素材にしたり、「ここすき」「日記要素(ぼくの場合、間奏の「佐城雪美ちゃんの魅力を発信したいと思って1年近く。」というところに取り入れたつもりです)」「最後にサマカニ!!のMVで右手を挙げているところを使う」といったお約束を取り入れる、という点では、ぼくの動画もジャガm@s的ではありますが、元歌をフル尺で使って、替え歌をUTAUに歌唱させるなど、ジャガm@sではあまり見かけない部分も多々あります。
リスペクト元のやーまPの動画がそうであるように、「ジャガm@s外伝」といったところではないでしょうか。

去年末、ニコニコ動画で一大ムーブメントとなったジャガm@sも、今となってはやや流行遅れであることは否めず、最近は、例えば「ペニーワイズがオススメするシリーズ」などに流行が移っています。
とはいえ、そちらで雪美ちゃんをオススメする動画は誰かが作ると思っていましたし、実際そうなりました。

下手に流行を追ったり受けを狙ったりするより、自分のやりたいことをやるのが、ぼくにとって楽しい表現のやり方だと思いますし、それに何より、今回ぼくができることは、これ(デビルマン)しかなかったというのが正直なところです。

佐城雪美ちゃんのジャガm@sは、↑のものを含め、ジャガm@sの最初期から多数作られていますが、「フル尺の替え歌」はぼくが探した限り無かったので、そこで新しさが出せたのではないかと思っています。

今後も佐城雪美ちゃんをプロデュースしていき、ネタを思いつけば(そこが最大の難関)、文章、動画など、何らかの表現ができればと思っております。
駄文に長々とおつきあいくださり、ありがとうございました。

佐城雪美ちゃん、誕生日おめでとう。
あなたにとって、次の一年が素晴らしいものになりますように。